いまさら何言ってんのというところですが、次の「夏三部作」をしっかり聴いて、区別できるようにしようということで、しかし、何故それをこれからの寒い冬にせねばならないのか、タイミングがあまり合わない(笑)ところもありますが、頑張りたいと思います。
・ずーーっと夏。(2009年)UPCH-20161
・ずーーっとずっと、夏。(2010年)UPCH-20206
・ずーーっとずっと、ずっと夏。(2012年)UICZ-4265
区別のための、手掛かり、足掛かりにお気づきのかたは、お教えいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
以前、No.940とNo.941(【この曲はどのアルバムに?】2017年11月19日)で、タイトルを思い出せなかった曲として取り上げた10枚目『evergreen』の「Mc’s Roadで逢いましょう」ですが、この曲と須藤薫さんの「レイニー・デイ・ハロー(Rainy Day Hello)」(のサビ部分)が似ているということに気づきました。一人で、「ああ、そうだったんだ」とすごく合点がいきました。2曲とも好きな曲ですが、それとも関係しているだろうと。
似ているといっても、聴く人それぞれで見方にも大きく差があると思いますので、実際にお聞きいただきたいと思います。「いまさら気づいたの」というかたもおられるかもしれません。1つのヒントは、2曲ともウッドブロックが入っている、ということです。それだけで似ていると主張するわけではありませんが、これも偶然ではないと思います。
また、似ていると主張していても、もちろん、別にどちらかがどちらかを「ぱくっている」とかそういうことをいいたいわけではありません。
実は、洋楽で「元ネタ」があるのではないかと思います。しかし、洋楽をほとんど聴かない当方にとってはわかりようがありませんが。
ビートルズに限らず、杉さんと聴いておられる音楽が近いということではないでしょうか?
この似た2曲があるということも偶然ではないでしょうし、よりによって「レイニー・デイ・ハロー」を須藤・村田でデュエットし、しかもそのLIVE音源がCD化(3枚目『Amazing Toys』(1982年)の2007年の紙ジャケット盤のボーナス)されているということも偶然ではありますまい。作曲したお二人とも、似ているということにもお気づきなのではないでしょうかね?
なお、「レイニー・デイ・ハロー」については、No.895(【須藤薫さんとのデュエット】2017年3月5日)とNo.896(【続・須藤薫さんとのデュエット】2017年3月12日)
にてご紹介しています。
「レイニー・デイ・ハロー」は、数ある須藤薫さんのきらめくようなポップス群の中でも、個人的には最も好きな作品の1つです。須藤さんについては、すごく思い入れもあるので、別の機会があれば、村田さんから離れて、少し書いてみたいと思っています。
以上でご紹介した「過去の投稿」は、次のページでご覧いただけます。
http://textream.ikaduchi.com/muratapast.html
よろしければ、どうぞご覧ください。
またもや川村康一さんネタですみません。
かつて、川村康一さん続報(1063)で書きましたように、ライブで村田さんの曲をカバーすると書いておられました。
たいへん遅ればせながら、そのカバーということだと思いますが、次の曲がYouTubeにあがってました。
134 回視聴
•2020/02/23
https://www.youtube.com/watch?v=eeLlbtOzH5w
皆さんもぜひご覧ください。
オリジナルカラオケについては、先に、「あまり重要視されていないということでしょう」と書きましたが、せっかく発表したにもかかわらず。そのままということがほとんどのようです。
その一般的な状況から考えると、村田さんの場合、再発盤のボーナストラックにしっかりと収録するという対応があり、かなり入手しにくい「CDシングル」というものを必死になって探さなくても、聴くことができるのですから、村田ファンは恵まれています。
なお、オリジナルカラオケについてですが、2006年の初期5枚再発のボーナス・トラックの「カラオケ」13曲(1083)に、「カラオケだからといってあなどってはいけませんね」と書きました。
確かに、ボーカル、しかも、目立つ村田さんの声がなくなると、聴いた感じが大きく変わり、物足りないという感じがします。別に、村田作品だけじゃなくて、他の人の作品でもそういうことが多いので、どうも苦手な感じが残ります。
ただ、ボーカルがなくなることで、バックの演奏、各楽器の音、例えばギターのフレーズだとかがよく聞こえるようになるというメリットはあります。
また、感じ、印象が変わることにより、新しい発見があることもあります。
例えば、お手許にあるかたは、「もう一度」のオリジナルカラオケを今一度聴いてみてください。当方にしてみると、ボーカルを抜いた「カラオケ」という感じではありません。
ずいぶん昔に触れましたが(No.902(2017年4月16日)とNo.927(2017年9月17日)をご参照)、『ひとかけらの夏』の2006年盤に、井上鑑編曲の「Summer Dream (Instrumental)」が収録されています。この作品のように、カラオケではなく、「インスト」というボーカルを入れることを想定していない独立した作品という感じを受けます。かなり驚きました。もとの唄の入った曲を知らずに、「こういう作品なんです」といわれたら、信じてしまうかもしれません。そういう意図を、村田さんが持っておられたのかどうかは定かではありませんが。
最後に念のためですが、シングルの「Slide on your season」は、「Winter Version」として、『evergreen』の2007年再発のボーナストラックに収録されていること、申し上げるまでもありません。
かつて、CDのシングル盤として「8cmCD」というものがありました。1988年に発売開始されたそうで、1990年代後半まで続いていたかと思いますが、現在は中古以外はほぼ見かけなくなってしまいました。
実際、Wikipediaを見てみると、村田さんの次の4枚のシングルが8cmCDのようです。
・空を泳ぐ日/優しいなんて誤解(1990年、東芝EMI、TODT-2524)
・君の自由/もう一度(1993年、ビクター、VIDL-10343)
・Slide on your season /彼方に~Family of Love~(1993年、ビクター、VIDL-10452)
・Do You Wanna Dance?/太陽の恋人(1995年、ビクター、VIDL-207)
さて、この8cmCDは、もともとはレコードのシングル(EP)の代わりですから、当然2曲入りでした。ところが、EPと違い容量がもっとあったからでしょうか、1992年か1993年頃から、タイトル曲のオリジナルカラオケを収録して「3曲入り」の場合が出てきました。タイトル曲どころかc/w(B面)のオリジナルカラオケも入れて「4曲入り」すら登場しました。といっても、この時期、すべての8cmCDがオリジナルカラオケを収録しているとは限らず、ばらつきがあるようです。
一部には、4曲とも違う曲を収録して「ミニアルバム」と呼んでもいい8cmCDもありました。
なお、レコードでいうミニアルバムとは、LPと同じサイズ(12インチ)にもかかわらず、通常の回転スピードである「33 1/3r.p.m.」よりも速い回転スピード「45 r.p.m.」(EPの回転スピードと同じ)にし、4曲入りにしているというものです(他の曲数もあるかもしれません)。その後の、「12インチシングル」と、曲数は違えど、発想は同じですね。
当方が当時よく聴いていたミニアルバムとしては、例えば、
・松任谷由実『水の中のAsiaへ』(1981年)(4曲入り)
・村松邦男『Turist』(1984年)(4曲入り)
などがありました。今だったら、アルバムではなく「マキシシングル」扱いをされてしまうかもしれません。
では、やっと本題です。村田さんの4枚の8cmCDには、オリジナルカラオケは収録されているのでしょうか?
調べてみると、Wikipediaにはなにも記載されていませんし、オリジナルカラオケが収録されているのかどうかか、はっきりした情報が見つかりにくい状態です。オリジナルカラオケは、いわば「おまけ」のようなものと捉えられているのでしょうか、あまり重要視されていないということでしょう。しかし、いろいろと調べてみると以下のとおりのようです。
・空を泳ぐ日/優しいなんて誤解(1990年、東芝EMI、TODT-2524):2曲ともオリジナルカラオケなし
・君の自由/もう一度(1993年、ビクター、VIDL-10343):2曲ともオリジナルカラオケあり
・Slide on your season /彼方に~Family of Love~(1993年、ビクター、VIDL-10452):2曲ともオリジナルカラオケあり
・Do You Wanna Dance?/太陽の恋人(1995年、ビクター、VIDL-207):2曲ともオリジナルカラオケなし
「空を泳ぐ日」は1990年のシングルですから、オリジナルカラオケを収録するにはやはり早すぎるようです。他方、「Do You Wanna Dance?」は1995年ですから、オリジナルカラオケが収録されていても不思議ではありませんが、どうやら収録されていないようです。
なお、現在では、
・「君の自由/もう一度」のオリジナルカラオケは、1993年の『Hello Again』の2007年再発のボーナストラックに収録
・「Slide on your season /彼方に~Family of Love~」のオリジナルカラオケは、1994年の『evergreen』の2007年再発のボーナストラックに収録
ということで、8cmCDがなくても、すべてのオリジナルカラオケを聴くことができます。
カラオケというと、今まで、初期5枚のアルバムの2006年再発盤のボーナストラックの話題ばかりでしたが、いまさらながら、こんなところにもありました、という話題でした。
なお、上記で、しつこく「オリジナルカラオケ」と「オリジナル」を入れていますが、これは実際の8cmCDの表記に倣ったものですが、一般のカラオケ店のカラオケとは違う、歌手本人が制作したものだということを示したいということなのでしょう。一部には、「オリジナル・カラオケ」という「・」を入れているものもあり、表記が統一されていません。