少し前の話ですが、Honey & B-Boysの『Back to Frisco』が再発されて、No.1085でご紹介しました。
このCDの解説の中の「スペシャル対談(2019年6月1日@新宿)」
対談メンバー
山本 圭右(Honey & B-Boys:メンバー)
鈴木 祐二(当時のディレクター)
星 渉(Honey & B-Boysのプログラミング担当)
近藤 正義(音楽ライター)
を読んでいたところ、山本圭右さんの発言とその後の「注」に以下のような記載がありました。
『圭右:ずいぶん後になってから、もちろん愛理ちゃん
がソロで大成功してからの話だけど、一度だけ彼女の
アルバムの中の1曲に3人を呼んでくれて、Honey &
B-Boysの4人でレコーディングしたこともあったんだよ。
注:平松さんにお聞きしたところ、その曲は「宇宙で
たったひとつの今日」(album ver.)で、アルバム『fine
day』(97年)にHoney & B-Boysのクレジット入りで
収録』
以上で引用終了ですが、なお、それ以外に「解説」に記載されている協力者情報は以下のとおりです。
協力
平松 愛理(Honey & B-Boys:メンバー)
島村 文彦(アイランド・ムーン・ミュージック合同会社)
井上浩二
ということで、アルバム『fine day』の「宇宙でたったひとつの今日」(album ver.)を確認してみました。まず、クレジットは以下のとおり。
Nobuyuki Shimizu
premier drums, fender bass,
stratocaster, J-50, piano, rhodes
Yoshiyuki Sahashi
stratocaster, J-50
Michiaki Tanaka
conga, tambourine
Honey & Bee Boys
(Kazuhito Murata
Keisuke Yamamoto
Tsukasa Nishi & Eri Hiramatsu)
background vocals
清水&佐橋という、都立松原高校コンビの音ですか。聴いてみますと、確かにシングル作品とは編曲は大きく異なります(同じアルバムにシングルバージョンも収録されている)。どちらがいいのかは難しいところです。アルバムバージョンは、Honey & B-Boysと思われるコーラスが入っていますが、意図的にでしょうがすごく抑えた入れ方なので、そのこと自体は悪くはないのですが、村田さんの声は当方は識別できません。むしろ、特徴のある山本圭右さんの声がかろうじてわかるかな、という感じです。なんとなく、シュガー・ベイブを思わせるようなコーラスのように思いました。
なお、クレジットはアルバムに記載されたそのままなのですが、「Honey & Bee Boys」という書き方はありなんでしょうか? 以前、自分でもこのように「Bee」と書いていたことがあるのですが、『Back to Frisco』では、「Honey & B-Boys」と記載されていますので、最近は「Honey & B-Boys」を使っています。