またもや、村田さんの話題ではありませんが、お許しください。
今年ですが、少し前に次の本が刊行されています。
obscure city pop cd's 1986-2006(オブスキュア・シティ・ポップ・ディスクガイド)
著者:lightmellowbu(らいとめろうぶ)
編著:柴崎祐二
ブックデザイン:森田一洋
制作:稲葉将樹+鶴喰淳也(DU BOOKS)
発行元:DU BOOKS
発売元:株式会社ディスクユニオン
DU=disk unionということですね。
この本に、以前収録曲をご紹介した(No.1064)川村康一さんの2枚のアルバムが両方とも取り上げられています。
この本は、どこかでご覧いただくと面白いのですが、要するに、中古でしか入手できないような、「マイナー」なシティポップを集めたという本です。ということは、この本に掲載されると、マイナーだと言われているも同然だということになるのかもしれません。個人的には、「これこれ、いいアルバムなんだよ」、と実際に所有しているCDが結構あったりして、また、「へえ、こんなCDがあるんだ」と気づいたりして、大変楽しめます。
なお、われらが村田和人さんは、解説のところどころに、作品提供者として名前が出てくるものの、アルバム自体が紹介されていることはありません。逆説的に、メジャー認定されているということでしょう(笑)。
とともに、おそらく大きく関係しているのは、村田さんの作品の多くがとても入手しやすい(中古ではなく新しいCDで)、という事情です。マイナー=作品が入手しにくい、と言っていいのだと思います。今回ご紹介した本に取り上げられているCDを見ると、村田作品の入手しやすさがすごくよくわかります。村田ファンは、非常に恵まれているのです。
強く意識したわけではなかったのですが、結局、村田ネタにもっていってしまいましたね。川村さんすみません。