皆さんもよくご存じだと思いますが、昔、「I Love KAZ!」というページがありました。残念ながら、なくなって久しくなります。10年以上たってしまったかもしれません。
http://diana.minnie.ai.kyutech.ac.jp/tocomo/KAZ/index.html
今でも、そのほとんどが「WayBackMachine」を用いて見ることができます。一部、画像ファイルなどは見ることができないようです。
ただ、やはり新しい情報が含まれていないという不便さはあります。
他人頼みで申し訳ないのですが、ネット上のどこかに村田さんの情報を集積したサイトを作っていただけないものでしょうか? この場でも再三希望してきたものの実現していない「村田本」の替わりともいえるでしょう。
ウエブサイトの場合、最初の制作も大変ですが、その後の維持・更新もなおさら大変なような気がします。それゆえ、個人の方による「ファンサイト」は、なかなか継続が難しい。しかし、一人に任せるものではないWikipediaにおける「村田和人」の記事を見ると、どうにも頼りない、という現状から、何とかならないものかと、「他人頼み」を続けている次第です。
No.1200で「ナイアガラ・トライアングルVol.2」の再発について触れましたが、これに関連して、次の本が刊行されています。
NIAGARA TRIANGLE Vol.2読本
監修:湯浅学
別冊ステレオサウンド
2022年
2750円(本体2500円)
あまり「ナイアガラ・トライアングルVol.2」の再発そのものについては関心がないにもかかわらず、この本をご紹介するのは、『ひとかけらの夏』の紹介がp141に掲載されているからです。
p115からの次の記事の中の1枚として『ひとかけらの夏』が取り上げられています。
『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』深聴きのためのアルバム30選
80年代ナイアガラ・サウンドの源流と末流を知る
伊藤隆剛/小林慎一郎/松山晋也/湯浅学/編集部
『ひとかけらの夏』のレビューの執筆者は湯浅学さんです。ただ、レビューの中には、大瀧詠一、佐野元春、杉真理の3人の名前は全く出てきておらず、何故このアルバムが取り上げられているのかは、よくわかりません。おそらく、山下達郎というワンクッションを置いて選んでいるのだとは思いますが、山下達郎も「Vol.2」とは無関係ですから(とともに、山下達郎のソロアルバムは、この「30選」の中では1973年の自主制作のものしか取り上げられていない(『SONGS』と『Vol.1』はありますが))、かなり距離がありますね。ただ、取り上げられた理由はともかく、取り上げられているのですから、それだけで喜ぶべきかもしれません。
せっかくですので、取り上げられている全30枚を以下記載します。
1973 ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY 山下達郎
1975 SONGS シュガー・ベイブ
1976 FLAPPER 吉田美奈子
1976 NIAGARA TRIANGLE Vol.1 山下達郎、伊藤銀次、大滝詠一
1977 マリ・アンド・レッド・ストライプス マリ&レッド・ストライプス
1977 FUNNY WALKIN' 佐藤奈々子
1978 スインギー 住真理&レッド・ストライプス
1977 SWEET SWINGIN' 佐藤奈々子
1978 ビギニング 竹内まりや
1980 BACK TO THE STREET 佐野元春
1980 CHEF'S SPECIAL 須藤薫
1980 SONG WRITER 杉真理
1980 G.S.I LOVE YOU 沢田研二
1981 SAILING DREAM 五十嵐浩晃
1981 STRIPPER 沢田研二
1981 REFLECTIONS 寺尾聰
1981 HEART BEAT 佐野元春
1981 A LONG VACATION 大滝詠一
1981 風立ちぬ 松田聖子
1982 BABY BLUE 伊藤銀次
1982 AWAKENING 佐藤博
1982 OVERLAP 杉真理
1982 SOMEDAY 佐野元春
1982 NIAGARA SONG BOOK Niagara Fall Of Sound Orchestral
1982 NIAGARA CM SPECIAL VOL.2
1983 ひとかけらの夏 村田和人
1984 EACH TIME 大滝詠一
1987 HAVE A HOT DAY! 杉真理
1991 SLOW SONGS 佐野元春
2019 NIAGARA CONCERT '83 大滝詠一
以上ですが、かなり偏りありますね。村松邦男や大貫妙子のアルバムが入っていてもいいように思うのですが、山下ソロも取り上げられていないので無理でしょうか。むしろ、鈴木茂のソロの方があってふさわしいのかも。特に1970年代の大瀧作品がほぼ取り上げられていないということが残念です。
この本は、刊行されてあまり時間がたっていないので、まだ書店で見られるのではないかと思いますので、機会がありましたら、ぜひご覧ください。もしかすると、公立図書館でも所蔵しているところがあるかもしれません。ただ、一般書籍ではなく、雑誌の別冊なので「雑誌扱い」となり、公立図書館で所蔵しているケースはなかなかないかもしれません。
目にすることが難しいという点を考えても、こういう村田さん関係記事をどこかでまとめていただきたい、、、何度も同じことを繰り返して申し訳ないのですが。
No.1060(2019年7月21日)のつづき、と言いますか、その後の状況です。
別途何回も話題にしている「オリジナル・カラオケ」の話題ではなく、カラオケ店のカラオケの話題です。たまたまですが、再度確認してみました。
DAM CHANNEL
https://www.clubdam.com/karaokesearch/artistleaf.html?artistCode=41166
すると、2019年の時点では13曲だったのに、何と、現在は27局で2倍の曲数に増えています。
27曲全体は以下のとおりですが、増えた14曲に黄色い網掛けをしています。
あの波をつかまえて:選曲番号:6012-45
一本の音楽:選曲番号:4383-64
In The Southern Sky:選曲番号:6012-46
WEEKEND LOVE:選曲番号:6012-47
海辺の町で:選曲番号:6222-35『ずーーっと,夏。』収録
終らない夏:選曲番号:6222-36『また明日』収録
キッチンから I LOVE YOU:選曲番号:6222-37『ずーーっと,夏。』収録
君の自由:選曲番号:6197-48『Hello Again』収録
Catching The Sun:選曲番号:6012-48
Summer Dream:選曲番号:6222-38『ひとかけらの夏』収録
SUMMER VACATION:選曲番号:6011-41
Just a Love Song:選曲番号:6197-49
(映画「ハワイアン・ドリーム」エンディングテーマ曲)
Stay The Young:選曲番号:6012-49
SLIDE ON YOUR SEASON:選曲番号:6222-39『Evergreen』収録
SEXY PACIFIC:選曲番号:6012-50
台風ドライブ:選曲番号:6012-51
Dance With Me:選曲番号:6222-40シングル「Show Must Go On」のB面(『Showdown』のボーナストラック)
電話しても:選曲番号:6012-52
TRUST:選曲番号:6222-41『Evergreen』収録
Travelin' Band:選曲番号:6012-53
Do you wanna dance?:選曲番号:6197-50『sweet vibration』収録
二人乗り:選曲番号:6222-42『ずーーっと,夏。』収録
FLYING SANTA CLAUS:選曲番号:6222-43『GO POP』収録
やさしさにGood-bye:選曲番号:5305-53
Love has just begun:選曲番号:6222-44『ひとかけらの夏』収録
LADY SEPTEMBER:選曲番号:5136-49
湾岸ウィング:選曲番号:6197-51『BOY'S LIFE』収録
おそらく、「6197-」の48から51までの4曲と、「6222-」の35から44までの10曲の、2回に分けて、しかも、4桁の番号の大小から判断して、時系列的にもこの順番で追加されたのでしょう。
追加された14曲には、収録されているアルバムも記載しました。初期5枚からの追加もありますが(6曲、ただし、ボーナストラックになっているシングルのB面の1曲「Dance With Me」、ボーナスも含めて5枚のアルバムに収録されていない特別なシングル「Just a Love Song」も含む)、以前はなかったムーン以外の、東芝EMI・EastWordの3枚のアルバムからの1曲、Victor・ROUXの3枚のアルバムからの4曲、ユニバーサルのアルバム『ずーーっと,夏。』からも3曲も追加されています。
ちなみに、東芝EMI・EastWordからの(たったの)1曲とは「FLYING SANTA CLAUS」で、当方の評価と一致していてニンマリします。
なお、荻野目洋子とのデュエットの「今日から始めよう」(選曲番号:3226-01)も収録されていましたので、全28曲です。他の27曲と比べても4桁番号が一番若いから、むしろ最初に収録された、すなわち前回ご紹介した際には見逃していた可能性があります。
さらに、ユニットの曲が収録されている可能性がありますが、「モーニング・セレクション」を検索して見つからなかったので、他の作品も収録されていないでしょう。
こうやって増えることがあるということは、今後も数年おきに確認しないといけないですね。
久しぶりにPIPER(Piper、パイパー)ネタです。
アルバム5枚ともCDとなってしまっているので、これ以上の動きはないのかと思っていましたが、ふと気づいたら、どうも、アメリカでLPレコードが発売されているようです。以下のとおり。
メーカー・レーベル名:Ship To Shore
→(やじるし)のあとは、レコードナンバー(規格品番)と発売日です。
1st 1981年 I’M NOT IN LOVE→STS067、2021年06月18日(EAN : 0604220666871、ASIN : B07FLKS3P8)
2nd 1983年 Summer Breeze→SITS691、2020年02月28日(EAN : 0615855247366、ASIN : B082PQXYSN、または、EAN : 0826853000550、ASIN : B0865X2W43)SKU:615855247366
3rd 1983年 GENTLE BREEZE→SITS701、2020年04月03日(EAN : 0616967901252、ASIN : B08Y1NMZ6G)SKU:604220666482
4th 1984年 SUNSHINE KIZ→SITS711、2020年04月26日(EAN : 0604220666482、ASIN : B084DGQCZS)SKU:604220666475
1枚目はHMVの情報、2~4枚目はタワーレコードの情報なので、不整合があるような気もします。
発売日のあとのEAN、ASINはAmazonからの情報です。
さらに、タワーレコードのページのSKUもそのあとに記載しておきます。(1枚目についてはSKUの情報はありません)
さらに、Amazonによれば、『Summer Breeze』だけはは同じレーベルからカセットも出ているようです。アメリカでは、本当にカセットテープの需要もあるのだろうか?
https://www.amazon.co.jp/dp/B082PQXYWP/
EAN : 0826853000581
オリジナル盤発売日 : 2020
レーベル : Ship to Shore
ASIN : B082PQXYWP
なぜ、アメリカで? 5枚目はどうなっているの? などなど疑問が出てきますが、本日はここまでをご紹介。
なお、以前No.1103(202年4月26日)でご紹介した3枚組のCD(2枚目・3枚目・4枚目を1つにまとめたもの)を出していたのも同じレーベル(Ship To Shore)のようです。
HMVのページから、CDナンバー(規格品番)と発売日の情報を追加します。
No:69
2020年01月24日
それにしても、このような情報がなぜまとまっていないのかと疑問に思います。あちこちのページを確認せねばなりませんし、ソースによって情報が一致していなかったり2つ以上の情報のいずれが正しいのか判断できなかったりしますし、本当だろうかという怪しい情報もありますし、ストレスが溜まって仕方ありません。ふ~。
最後に、LPレコードもいいですが、Spotifyに1~4枚目の配信もしていただきますよう、どうぞよろしくお願いします。すでに、No.1150でも書いていますが。
なお、このブログでは、「PIPER」と「Piper」で検索結果が異なりますので、ご注意ください。今日初めて気づきました。今後は表記にさらに気をつけます。
村田さんのアルバムについてのアルバムレビューなど、いままでたくさん書かれ、あちこちの媒体に掲載されてきていると思います。さらに、村田さんのインタビューや村田さんの作品を例のうちの1つとして取り上げた記事なども、いままで雑誌等に掲載されているのではないかと思います。しかし、今となっては、一般の人間がそれらを実際に目にすることはほとんど無理ではないでしょうか?
昔の音楽雑誌が公立図書館に所蔵されている可能性も低いと思いますし(国立国会図書館は別かもしれません。一般の公立図書館は、一定期間経過後は雑誌のバックナンバーなどは処分してしまっているでしょう)、CDショップ・(昔の)レコード店で、無料で配布されているような(定期刊行の)業界誌・業界紙?などというものにいたっては、国立国会図書館でさえ収集対象としていないのではないかと思います。その業界誌・業界紙を刊行している出版社等が国立国会図書館に寄贈しているとも思えません。
そこで、これも「村田本」の一部分のアイデアなのですが、そういったレビューや記事などをできる限り集めた「章」を作っていただきたい。
特に1980年代の古い記事・レビューなどは、探せば、かなりたくさん発見できることでしょう。
それらを拾い集めて本の一部としていただきたいところなのです。
どうぞよろしくお願いいたします。