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村田和人(むらた・かずひと)

ナイアガラ・トライアングルVol.2と村田和人(1200)

最近、『ナイアガラ・トライアングルVol.2』(オリジナルは1982321日発表)の40周年盤が発売されて話題になっていて、雑誌の特集なども出されています。すでに、何種類かこのアルバムを持っている者としては、さすがにもういらないという感じですが、特に初めてのかたにとっては、入手するいい機会ですね。まさにこの「40th Anniversary Edition」はSpotifyでも聴くことができます。(今回の発売を機に、『ナイアガラ・トライアングルVol.2』は初めて配信された。)

 

同じ1982年に村田さんがデビューしていますので(「電話しても」(1982421日)、『また明日』(1982621日)。だから『ひとかけらの夏』のSACDが今年出されているわけです)、偶然ではありますが、大瀧・山下のお二人は、ほぼ同時期に並行してレコーディングしていたということになるのでしょうか。面白いことです。

 

何か、この2つのレコーディングの間で、接点というか連絡みたいなものはなかったのでしょうか? 興味がありますね。例えば、村田さんは『ナイアガラ・トライアングルVol.2』を事前に知っておられたのか、知っていたとしてどの程度か、とか。まさか、そのメンバーの1人杉真理さんとのちにユニットを組むとは思ってはいなかったでしょうけれども。

なお、山下達郎さんは、『ナイアガラ・トライアングルVol.2』には、「OHTAKI's Side」ですら、まったく参加していません。

 

話はそれますが、『ナイアガラ・トライアングルVol.2』で佐野元春、杉真理を選んだ大瀧詠一さんは、2人ともすでに上り調子であったとはいえ、また2人とも大瀧さんと同じソニー系のレコード会社所属だったという幸運な偶然はあったとしても、これだけの才能を選びだしたという非常な慧眼を持っていたと思います。とはいえ、その慧眼がより驚異的に発揮されたのは、むしろ『Vol.1』なんでしょうね。

 

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