村田さんだけではなく、このスレでご紹介したことのあるアーティストですと、安部恭弘さん、伊豆田洋之さん、西司さんなどなど、ある時期以降、またはある期間だけ、アルバムなどを自主制作またはそれに近い、要するに大手レコード会社ではない会社から発売する方が多くおられると思います。
自主制作を選んでおられること自体は、いけないなどということはなく、別にいいといえばいいのですが、それにしても、この傾向はなぜなのでしょうか? ベテランになってくると、もう大手などに任せていられない、もっと自由に制作したい、多くの人が関わらなくても(すなわち費用を掛けなくても)制作できる、少数の枚数でも制作できる(逆に言うと、大手だとある程度の枚数が売れるという前提じゃないと制作できないということか?)といった小回りが利く、といったような理由なのでしょうか?
というのは、そういう自主制作等の場合、発売前か発売からあまり時間が経っていない時点で気づけば、入手できるのですが、そうでないと、入手が困難になりやすいということがあるからです。また、配信もされないままになってしまうケースも多いのではないかと思っています。要するに、自主制作等の場合、聴く側は聴くために、より苦労している場合があるということです。典型的には、あとから「ああ、もう入手できない、聴くことができない」というケースが出て来ているということです。もちろん、大手であっても、品切れしてしまう可能性は同じようにあるわけですが。
例えば、村田さんですと、『P-CAN』がその例で、まだ通販は継続されているようですが、配信はされていないようです。
なお、ペット・サウンズ・レコードでまだ購入可能です。
http://www.petsounds.co.jp/ordermurata.html
最後は、結局過去の投稿「P-CANはまだまだ入手可能(1185)」とほとんど同じ内容になってしまい、すみません。
いや、別にそんな騒動は起きていませんが。
先日、再発された『GO POP』と『太陽の季節』はリマスターなのかどうかを調べたときに登場した芽瑠璃堂のページ、そのページをさらに見てみると
2020年の『一本の音楽 ~MOON YEARS~』
2019年の『エヴァーグリーン・ワークス ~永遠に続く輝き』
の2枚のベスト盤についても帯が掲載されています。
ところが、これら2枚はリマスターのはずですが、帯にはリマスターとは記載されていません。中(歌詞カード)を見ないとわからないということでしょうか? 自分で持っていないため、実際のところは、わかりません。
この2枚は、リマスターとして、いろいろと紹介されていますから、パッケージ等まで含むCDのどこかに、リマスターであることがわかる記載があるはずです。
いやいや難しいものです。
とはいえ、以前も書きました通り、自分の耳がリマスターかそうでないかを聴き分けることなど無理だと思いますので、自分に限っていえばリマスターかどうかはあまり差異がないように思います。
以前から、しつこく書いている「村田本」刊行のお願い。
時間が経つにつれ、当方の中のアイデアが膨らみ、次第にハードルが上がってきて、その希望のまま実現することを前提にすると、我ながら刊行は無理に思えてきています。
とするならば、関係者ご健在のうちに、関係者インタビューだけでも残していただけないものか、と思い始めています。題して、「○○さん、村田和人を語る」。
以前にも、このようなリストを書いていたようにも思いますが、改めて、対象と考えられる皆さんのお名前を挙げてみると、以下のとおり(順不同)。CDが出ているユニットのメンバーはなるべく挙げるようにいたしました。
山下達郎
杉真理
山本圭右
平松愛理
西司
斎藤誠
重実徹
小板橋博司
安部恭弘
鈴木雄大
伊豆田洋之
湯川トーベン
10人を優に超えますね。現時点では想像しているだけですが、それでも、楽しい、読み応えのあるインタビュー集になることは間違いありません。手許にあったら、もう手放せません。
どなたか、実現していただけないものでしょうか?
先日、かなり久しぶりに村田さんの『Treasures in the Box』を聴いて、気づいたのですが、収録されている「最後の夏休み」という曲の後奏のコーラスが、『evergreen』に収録された「絵日記の夏」の終わりのコーラスと同じフレーズなのです。
ただ、英語のコーラスなので、何と歌っているかはよくわからなくて、聴こえたままを、そのまま書くと(聞き違いがあると思います)。
「♪リメンバー・フォーゲット、リメンバー・リグレット、リメンバー・カセット(ガゼット、風?)、グッバイ・トウ・マイ・スウィーツ・オブ・アゲイン」
このままの英語では意味をなしませんが、聞き間違いを直したら、英語としても筋が通っているのかもしれません。
コーラスなので、おそらく歌詞カードにも書かれていないのではないかと思っています。ただ、現時点では、それぞれのCDを探し出せていない状態です。
それにしても、なぜ同じフレーズをわざわざ使っているのでしょうか? むしろ、「最後の夏休み」の原曲(誰が歌っていたのか、にわかにわかりませんが)で、このコーラスだったのを、「絵日記の夏」で再利用した、ということかもしれません。もしかすると、この2つのCDの歌詞カードにこの点の説明や由来が書いてあるかもしれません。
ちなみに、「最後の夏休み」というタイトルは、松任谷由実の「最後の春休み」(1979年の『OLIVE』収録、なお、この曲を収録したハイ・ファイ・セットの『閃光 (フラッシュ)』も1979年)のパロディなのでしょうか?
村田さんに関しては、まだまだよくわからないことが多いように思います。
先にも書きました、再発の『GO POP』と『太陽の季節』がリマスターかどうかという件について、10月26日にすでに発売されましたので、あらためて調べてみました。
たまたま芽瑠璃堂のページを見たところ、画像に「帯」も掲載されていました。
https://merurido.jp/item.php?pdid=UPCY90132
GO POP
https://merurido.jp/item.php?pdid=UPCY90133
太陽の季節
しかし、「リマスター」とはひとことも記載されていません。
かえって。『太陽の季節』のほうの帯の後ろ側には、
おことわり:オリジナルを基に復刻して
おります。既発商品のアートワークを流
用しているため表記がその発表当時の
ままとなっております。
また、曲により一部お聴き苦しい箇所
がございますが、オリジナル・マスター
に起因するものです。予めご了承ください。
と書かれています。
これは、リマスターではなさそうな感じですね。でも、それが正しいとすると、2011年のリマスターが別途存在するのに(FLY HIGH RECORDS)、今回は、それよりもさらに古い音源のままでいいんでしょうか?
ちなみに、今年の2月に出た『ひとかけらの夏+2』の帯も見ることができます。リマスターで、金澤寿和さんの解説もあるということがわかります。
https://merurido.jp/item.php?pdid=WPCL13369
ひとかけらの夏+2
なお、以前も何回かご紹介しているペット・サウンズ・レコードのページのほうには、まだこの2枚『GO POP』と『太陽の季節』は掲載されていませんでした。不思議ですね。