ユニバーサルの「夏三部作」から、No.1160で2曲ずつピックアップしてみましたが、ユニバーサルからだされているベスト盤の収録作品を見てみると、当方が選んだ6曲中3曲しか収録されていません。
収録されていたのは、以下の、2,8,14です。
以前、ムーン時代のベスト盤とも自分自身が選んだ曲が合わなかったことがありました。そういうものなのかもしれません。
夏!夏!夏! BEST ALBUM -NON STOP DJ MIX- UNIVERSAL EDITION
2013.07.24
UICZ-4282
曲目
1 Life is Fun
2 JUMP IN TO THE SUMMER
3 Here Come The Thunder
4 R-134 波浪警報
5 颱風少年
6 夏が終わらないうちに
7 少年サイダー
8 堕落の夏
9 Used Wagon
10 どこ吹く風
11 Lost Hero
12 耳鳴りの夏
13 High School Band
14 太陽のPrecious
15 Dreaming by the Seaside
ユニバーサルの村田和人のページを見ていたら、「東芝EMI・EastWorld」時代のベスト『風と光のサイクリング』が掲載されていました。確かに、このベストアルバムについては、2016年当時、安い価格で再発されたということでご紹介したのですが(No.865、No.866、No.867)、出した会社が違っていたのですね。まったく気づいていませんでした。調べてみると、東芝EMIは、音楽から2007年には撤退し、残っていた(海外の)「EMI」も2013年の時点でユニバーサルに吸収されていたということです。ちなみに、東芝EMI時代のオリジナルアルバム3枚は、土橋一夫さんの「FLY HIGH RECORDS」から2011年に出されているので(のち同レーベルから初期5枚の2012年盤も出された)、オリジナルとベストのレーベルが異なるという状態になっています。(といいますか、レーベルが違うということの意味が正確にはよくわかっていませんが)
念のため、当該ベストアルバムの情報も掲載しておきます。
風と光のサイクリング~村田和人ベスト
2016.10.05→オリジナルは1993年
価 格:¥1,528 (税込)
品 番:UPCY-9538
レーベル:Universal Music
発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
曲目
1 サイクリングに行こう
2 Sky Love
3 風とコロナ
4 134号ストーリー
5 優しいなんて誤解
6 水のエンベロープ
7 SARA!
8 夢の降る浜べ
9 Paradise Road
10 Shining Star-うまく言えない-
11 この夜の片隅で
12 THIS BOY
13 空を泳ぐ日
西司さんについては、村田さんの「ユニット仲間」ということで以前からもよくご紹介していましたが、2021年7月7日(水)に、西司さんの17枚目の6曲入りミニアルバム『NOAH』(ノア)が各種サイトで配信開始されましたので、ご紹介します。(なお、CDはありません。) 2017年の『CROSS THE RUBICON』以来の新作です。
曲目は以下のとおり
・NOAH
・アラビンと魔法のダンス
・傷だらけの地図
・秘密の花園
・住み慣れた街
・月光の下で
YouTubeでもダイジェストが紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=QZ5NpVPa4Zg
Spotifyでも配信されています。登録だけでお金はかかりませんので、皆さんもぜひ、お試しください。なお、Spotifyではもう1枚だけ、2017年の『CROSS THE RUBICON』も配信されています。
なお、宣伝ついでに、
【第11回 NISHI TSUKASA YouTubeLive】 〜1周年記念&NOAH発売記念配信〜 2021年7月18日(日) 20時~(19時40分頃から映像を流しています)
当日は西司公式HPのTOPからライブ配信の画像を クリック!
https://nishitsukasa.web.fc2.com/index.html
しかし、ニューアルバムですが、配信のみとなると、歌詞もクレジットも分からないということになるのでしょうか?
ホームページに掲載していただければいいのにと思いますが、いかがでしょうか。
それから、入手が難しいアルバム『Seven Places』もこの際?配信していただければと思います。よろしくお願いします。
村田さん参加のユニット「21」のCD2枚が再発されていました。2021年6月23日です。
Blue Coast Inn(VICL-65523)
GREETING +2(VICL-65524)
GREETINGには、ボーナストラックとしてシングル2曲入りで(オン・ザ・ユニバーシティ・ストリート/I LOVE TOKYO)、2枚とも2021年最新リマスタリングだそうです。
再発とは素晴らしい話なのですが、すでにご紹介したとおりすべての曲がSpotifyに配信されていますので、ちょっとインパクトが足りないかもしれません。
とともに、「2021年最新リマスタリング」ということは、Spotifyで配信されている音源とはマスターが異なるということですね。大変ややこしい話になっています。
なお、今回の再発は、ビクターの【マスターピース・コレクション】という企画で、他の作品も併せて17タイトルが再発されたそうです。その中で、「21」の2枚以外で気になるのは、
REICO『OFF LIMITS』(VICL-65534)
JIVE『First Letter』(VICL-65533)
REICOは作詞家として有名な田口俊さん(以前もご紹介しましたが(No.1026とNo.859)、村田さんの作品でも田口さんの作品が多い)の1980年代の2人組グループで、このアルバムはSpotifyでも配信されて聴くことができるようになっています。無料ですから、ぜひお試しください。なお、このアルバムは2枚目で、1枚目のアルバム『REICO』はアルファレコードから出されているので残念ながら今回の対象ではなく、また今までCD化も配信もされていません。いずれは配信とCD化をお願いしたいところです。
また、JIVEですが、これは1枚目のアルバムなのですが、なぜ1枚目だけなんでしょうか? 2枚目の「Klaxon」もビクターなので、せめてこの2枚を一緒に再発していただければよかったのにと思います。
なお、JIVEのCDはREICOとは異なり、Spotifyでは聴けないのですが、ビクターの作品の中で配信する/しないについて、どういう理由で差をつけているのでしょうか?? ぜひJIVEも配信していただきたいものです。
No.1134、No.1156に続いて、夏三部作。まずは、今更ながら、曲目を掲載。
・ずーーっと夏。(2009年)UPCH-20161
1 JUMP INTO THE SUMMER
2 ビートルズを聴いてはいけません
3 二人乗り
4 TOGETHER’09
5 少年サイダー
6 Used Wagon
7 True Blue
8 海辺の町で
9 キッチンから I LOVE YOU
10 颱風少年
11 Dreaming by the Seaside
・ずーーっとずっと、夏。(2010年)UPCH-20206
1 Life is Fun
2 Lost Hero
3 Eternal Blue
4 R-134 波浪警報
5 鎌倉散歩
6 堕落の夏
7 Once Upon a Time in ”Jyo-Ji”Town
8 夏が終わらないうちに
9 Rin-Tin-Tinにはなれない
10 High School Band
11 風の街角
・ずーーっとずっと、ずっと夏。(2012年)UICZ-4265
1 Here Come The Thunder
2 太陽のPrecious
3 幸せなカンちがい
4 耳鳴りの夏
5 Love Stories
6 Gray Sky Blue
7 僕らが暮らした証
8 HAVANA MOON ~王様は寝ている~
9 どこ吹く風
10 指切りもしない約束
11 電話しても(2012 Version)
12 一本の音楽(2012 Version)
13 終らない夏(2012 Version)
そして、各1枚から2曲ずつピックアップしてみました。
・ずーーっと夏。(2009年)
1 JUMP INTO THE SUMMER
7 True Blue
・ずーーっとずっと、夏。(2010年)
6 堕落の夏
9 Rin-Tin-Tinにはなれない
・ずーーっとずっと、ずっと夏。(2012年)
2 太陽のPrecious
7 僕らが暮らした証
1枚目の1曲目は、もう村田和人らしいスタートの曲です。7曲目は、編曲を含めて、むしろ、安部恭弘/清水信之を思わせるところがあり選びました。
2枚目の6曲目は、味がありますね。初期の作品にはない充実感を感じます。9曲目は、非常に軽快で、ノリのいい曲です。
3枚目の2曲目は、とりあえずCM作品ということで。7曲目は、逆に村田作品には珍しいタイプだと思い選びました。珍しいだけではなく、こういう作品もうまいんですよね。
この選曲が、1年後、3年後、5年後に変わったりするから面白いのです。今回の選択にはやや「とりあえず感」もありますので、半年で変わるかもしれません。夏の終わりか秋にまた見直してみましょう。すでに2曲以外にもいい曲があると思っているので、その時には、選びきれなくて3曲ずつになるかもしれません。
なお、3枚目の最後には、初期作3曲が、ギター等とボーカルのみの最小限の構成で制作された「2012Version」として収録されていますが、こういう形をとると、当時のバックの厚い演奏が優れているのは優れているとして、メロディー・ラインそのものが非常にひき立ち、うまい作品だということを浮き彫りにしてくれるので、とてもうれしいですね。
なお、ユニバーサル・ミュージックによる紹介のページを見ていたら、『ずーーっとずっと、夏。』を、「2008年発表の『NOW RECORDSING+』や2009年の『ずーーっと、夏。』と共に3部作を構成する」と書いてあって、「3部作」の対象が変わっていったということがわかります。
https://www.universal-music.co.jp/murata-kazuhito/products/upch-20206/
ちなみに、無駄なようでも、曲名を並べてみると発見できることがあります。
例えば、「True Blue」「Eternal Blue」「Gray Sky Blue」と「Blue三部作」があるな、とか、「堕落の夏」「耳鳴りの夏」と「の夏」は二作しかないな、とか。皆さんも何かを見つけてみてください。