以前から、しつこく書いている「村田本」刊行のお願い。
時間が経つにつれ、当方の中のアイデアが膨らみ、次第にハードルが上がってきて、その希望のまま実現することを前提にすると、我ながら刊行は無理に思えてきています。
とするならば、関係者ご健在のうちに、関係者インタビューだけでも残していただけないものか、と思い始めています。題して、「○○さん、村田和人を語る」。
以前にも、このようなリストを書いていたようにも思いますが、改めて、対象と考えられる皆さんのお名前を挙げてみると、以下のとおり(順不同)。CDが出ているユニットのメンバーはなるべく挙げるようにいたしました。
山下達郎
杉真理
山本圭右
平松愛理
西司
斎藤誠
重実徹
小板橋博司
安部恭弘
鈴木雄大
伊豆田洋之
湯川トーベン
10人を優に超えますね。現時点では想像しているだけですが、それでも、楽しい、読み応えのあるインタビュー集になることは間違いありません。手許にあったら、もう手放せません。
どなたか、実現していただけないものでしょうか?
先日、かなり久しぶりに村田さんの『Treasures in the Box』を聴いて、気づいたのですが、収録されている「最後の夏休み」という曲の後奏のコーラスが、『evergreen』に収録された「絵日記の夏」の終わりのコーラスと同じフレーズなのです。
ただ、英語のコーラスなので、何と歌っているかはよくわからなくて、聴こえたままを、そのまま書くと(聞き違いがあると思います)。
「♪リメンバー・フォーゲット、リメンバー・リグレット、リメンバー・カセット(ガゼット、風?)、グッバイ・トウ・マイ・スウィーツ・オブ・アゲイン」
このままの英語では意味をなしませんが、聞き間違いを直したら、英語としても筋が通っているのかもしれません。
コーラスなので、おそらく歌詞カードにも書かれていないのではないかと思っています。ただ、現時点では、それぞれのCDを探し出せていない状態です。
それにしても、なぜ同じフレーズをわざわざ使っているのでしょうか? むしろ、「最後の夏休み」の原曲(誰が歌っていたのか、にわかにわかりませんが)で、このコーラスだったのを、「絵日記の夏」で再利用した、ということかもしれません。もしかすると、この2つのCDの歌詞カードにこの点の説明や由来が書いてあるかもしれません。
ちなみに、「最後の夏休み」というタイトルは、松任谷由実の「最後の春休み」(1979年の『OLIVE』収録、なお、この曲を収録したハイ・ファイ・セットの『閃光 (フラッシュ)』も1979年)のパロディなのでしょうか?
村田さんに関しては、まだまだよくわからないことが多いように思います。
先にも書きました、再発の『GO POP』と『太陽の季節』がリマスターかどうかという件について、10月26日にすでに発売されましたので、あらためて調べてみました。
たまたま芽瑠璃堂のページを見たところ、画像に「帯」も掲載されていました。
https://merurido.jp/item.php?pdid=UPCY90132
GO POP
https://merurido.jp/item.php?pdid=UPCY90133
太陽の季節
しかし、「リマスター」とはひとことも記載されていません。
かえって。『太陽の季節』のほうの帯の後ろ側には、
おことわり:オリジナルを基に復刻して
おります。既発商品のアートワークを流
用しているため表記がその発表当時の
ままとなっております。
また、曲により一部お聴き苦しい箇所
がございますが、オリジナル・マスター
に起因するものです。予めご了承ください。
と書かれています。
これは、リマスターではなさそうな感じですね。でも、それが正しいとすると、2011年のリマスターが別途存在するのに(FLY HIGH RECORDS)、今回は、それよりもさらに古い音源のままでいいんでしょうか?
ちなみに、今年の2月に出た『ひとかけらの夏+2』の帯も見ることができます。リマスターで、金澤寿和さんの解説もあるということがわかります。
https://merurido.jp/item.php?pdid=WPCL13369
ひとかけらの夏+2
なお、以前も何回かご紹介しているペット・サウンズ・レコードのページのほうには、まだこの2枚『GO POP』と『太陽の季節』は掲載されていませんでした。不思議ですね。
村田さんからは話題がそれますので、すみません。
以前から何回かご紹介しています川村康一さんですが、その2ndアルバム『STEP on the“Cherry”WAVE』(1990年)が再発されます。ソニーの「ALDELIGHT CITY POP COLLECTION」という再発企画の第1弾10タイトルの中に入っています。
2022年11月23日発売で、ボーナストラックとして、シングル「愛しのJULIOUS/羽のない孔雀」の2曲も追加されるとのこと。
以前から知っている者としては、1枚目のアルバム『HAVE A GOOD-TIME』(1989年)や、やはりアルバム未収録シングル「ふたりのSnow Land/Winter Love~すべての星に願いをこめて~」などはどうなるのだろうと思ってしまいますが、「第2弾」以降に期待ですかね。
なお、「ALDELIGHT CITY POP COLLECTION」第1弾10タイトルの中には、村田さんと近しい伊藤銀次さんの『BABY BLUE』なども含まれています。
https://www.110107.com/s/oto/page/ALDELIGHTCITYPOP?ima=1657
第2弾以降の情報はまだありませんが、このシリーズ少し追ってみたいと思います。
以前にも書いているような気もするので申し訳ないのですが、やはり何度でも思ってしまうので。
新しいものがあれば定価で購入してもいいけれどもう品切や廃盤になっていて、ならば中古でもいいから欲しいと思うCD・CDS・レコードなどが実際にいくつもあります。ところが、そういうCDなどが、中古で1万円やら2万円やら3万円やらで販売されているのを発見すると、どうしてもわりきれない思いを感じます。(ただし、中古として市場に出てくるのなら、まだましということかもしれません。)
売りたい人がいて買いたい人がいる、中古品の場合には、特に高い値段を設定するのも自由で、その値段だけの価値があると考える人が買えばいいし、そう思わないか、それだけの資金がない人は買わなければいい。資本主義なんだからそれが当たり前、というのは理屈としてはわかりますが、どうも納得がいきません。
CDなどの形で出すためには、一定数以上売れる可能性がないと採算が取れない、だから出せない(CD化できない、再発できない)、というのは理解できます。でも配信ならば、そうではないのではないでしょうか? だから、何度も、「配信してほしい」と書いているわけですが。それでも難しいのでしょうか?
すでにそこにある「音源」が死蔵されていて、どうしても聴くことができない(または、法外な金額を支払わなければ聴くことができない)という状態が、どうにも、やりきれません。
CDなどの形で出していただけるのであれば、それを買います。しかし、出していただけないのであれば、配信をしていただきたい。それが、心からの願いです。