村田さんの師匠すじの山下達郎さんがファンでもあるバート・バカラック。
その流れが、そののちの、いわゆる「渋谷系」の源流でもあると言われることもあります。
では、村田さんには、その影響は見られるでしょうか?
今まであまり結びつけることはありませんでした。ただちに、影響を受けた作品は思いつきませんが、そういった視点で、今後村田作品を聴いてみようとも思います。
このようなことをふと思いついたのは、山下さんからではなく、以前も何回かご紹介したことのある川村康一さん、この人の「ふたりのSnow Land」という作品を聴いて(YouTubeで聴くことができます)、バカラックを感じたことがきっかけでした。なお、編曲は、岩﨑元是さんのお兄さんの岩﨑文紀さんです。
それにしても、山下さんは、ビーチボーイズ、ドゥーワップからバカラックまで、幅広いですね。バカラックと言えば、その流れは、ロジャー・ニコルス(Roger Nichols)につながりますが、山下さんはニコルスのファンでもあるんですかね。
なお、バート・バカラック(Burt Bacharach)は、ハル・デヴィッド(Hal David)とのソングライティング・チームで有名ですが、ロジャー・ニコルス(Roger Nichols)は、ポール・ウィリアムズ(Paul Williams)とのソングライティング・チームで有名です。こういう作詞家との深い結びつきのあるソングライティングのチーム、面白いところで似ているものです。
2016年2月22日から早くも5年が経過しました。
天国でギターを弾きながら歌っていたり、曲を作っていたりしておられるでしょうか?
村田さんは、皆さんのほうがよくご存じだと思いますが、東京生まれで、ビートルズファンです。
このことが、村田さんの音楽性とかかわっていることは間違いありませんが、どうかかわっているのでしょうか?
特に、東京生まれというのは、どうでしょうか?
都会的な音楽、と呼ばれるものがありますが、村田さんにもその傾向はあるでしょう。それがそうでしょうか。ただ、「都会的」というのは、むしろ「洋楽的」という意味でしょうから、あまり東京生まれとは関係ないかもしれません。
ただ、ビートルズ当時は、現在のネット社会とは情報の流通が大きく違いますので、東京のほうが格段に洋楽の情報があったという点で、「東京生まれ」には音楽性への大きな影響があったと言えるかもしれません。
他方、「夏っぽい」という点では、師匠すじの山下達郎さんが熱烈なファンとして有名なビーチボーイズのほうがビートルズよりも音楽的には近い気はします。しかし、村田さんがビーチボーイズについてどう考えておられたのかは、当方は残念ながら知りません。何かご存じの方がおられたら、お教えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
かつて、「村田作品はどこまでデジタルで流通されているか?」「続・村田作品はどこまでデジタルで流通されているか?」ということで、No.1086、No.1098、No.1099、No.1100でご紹介しましたが、そのときには、村田さんのソロアルバムについて整理しました。
今回たまたま発見したのですが、ユニットでも、「21」については、AmazonとAppleでは、アルバムが2枚とも配信されていました(LINEでは見つからない)。
しかし、以下のユニットの作品については、3種の配信のいずれでも見つかりませんでした。
・Honey & B-Boys(村田和人、山本圭右、平松愛理、西司)『BACK TO FRISCO』(1987年)
・Jean & Gingers(村田和人、山本圭右、小板橋博司、吉川みき)『The Greatest Hits』(1998年)
・A,M,S&I(安部泰宏、村田和人、鈴木雄大、伊豆田洋之)『奇跡はここにあるのさ』(1999年)
・ALOHA BROTHERS(杉真理、村田和人)『世界のアロハ・ブラザーズ』(2010年)
今後に期待ですね。また、オムニバスについても、別途確認する必要がありますが、後日ということでお許しください。
なお、今までこのスレッド(ブログ)では、「デジタル」という表現で、「CDの音源」の意味(「アナログレコードの音源」との対比)と「配信」の意味の両方で使って来ていました。この2つの意味の間で混乱しないように、また、皆さんを混乱させないように注意いたします。
以前から何回も、村田さんのカラオケの話題を書いてきましたが、あれらのカラオケは、なぜ制作され、アルバムに収録されているのでしょうか?
おそらく、このカラオケを使って、皆さん歌うんでしょうね。それが、カラオケの本来の姿ですから。個人的には、ボーカルが入っていたって歌えるんだから、わざわざカラオケにする必要もないように思うんですが。
それは扨ておいて、現在の技術で、ボーカルん入った作品から、ボーカルを消してカラオケにするということはできるのでしょうか? こんなことを考える必要性は、カラオケはあったほうがいいと強く感じている人にしかわからないのではないかと思うのですが…。
人間の声は、楽器一般に比べれば、周波数などが大きく異なるのではないかと思いますで、それだけを消すということは、できるかできないかというと技術的にはできるのではないかと思いますが、よくわかりません。もしかしたら、すでに実用化もされているのかもしれません。ただ、コーラスが入っている場合、ボーカルを消す際にそれまで消えてしまうのか、また、本当にきれいにボーカルだけを消す、音楽の他の部分に悪影響を与えないように消すとしたら、できるとしても、かなり高度な技術や労力が必要となるのではないかと思いますので、必要性やコストの関係から、レコード会社のようなプロはしないのではないか、とも思います。
さて、現時点での実態はどうなのでしょうか? また、将来的に、技術が一層発展して、個人でも簡単にボーカル入りの通常の音楽作品からカラオケが作成可能となったとしたら、村田さんのカラオケが作成し放題になる? まあ、そうだとしても、それに何の意味があるかということですがね(笑)。