村田さんの師匠すじの山下達郎さんがファンでもあるバート・バカラック。
その流れが、そののちの、いわゆる「渋谷系」の源流でもあると言われることもあります。
では、村田さんには、その影響は見られるでしょうか?
今まであまり結びつけることはありませんでした。ただちに、影響を受けた作品は思いつきませんが、そういった視点で、今後村田作品を聴いてみようとも思います。
このようなことをふと思いついたのは、山下さんからではなく、以前も何回かご紹介したことのある川村康一さん、この人の「ふたりのSnow Land」という作品を聴いて(YouTubeで聴くことができます)、バカラックを感じたことがきっかけでした。なお、編曲は、岩﨑元是さんのお兄さんの岩﨑文紀さんです。
それにしても、山下さんは、ビーチボーイズ、ドゥーワップからバカラックまで、幅広いですね。バカラックと言えば、その流れは、ロジャー・ニコルス(Roger Nichols)につながりますが、山下さんはニコルスのファンでもあるんですかね。
なお、バート・バカラック(Burt Bacharach)は、ハル・デヴィッド(Hal David)とのソングライティング・チームで有名ですが、ロジャー・ニコルス(Roger Nichols)は、ポール・ウィリアムズ(Paul Williams)とのソングライティング・チームで有名です。こういう作詞家との深い結びつきのあるソングライティングのチーム、面白いところで似ているものです。