レコード・コレクターズ2023年11月号の特集は通巻600号記念企画「日本の新名盤1970-89 海外での再評価で注目を集める先駆的な作品の数々」(選=門脇綱生/柴崎祐二)です。
そうは明確に記載されていないようですが、対象の時期もあって、選ばれている全200点とも、基本的に「レコード」です。ただ、音楽としての対象は全然限定はなく、単に「邦楽」というだけ、幅が広すぎて、特集としては、ある意味「破綻」しているのではないかと思います。
残念ながら、その中に、村田作品は含まれていないのですが、パイパー(PIPER)の作品が含まれていましたので、ご紹介します。2枚目のアルバムです。
Piper/Summer Breeze/ユビテルYV27-1003/1983
ただ、以前にもやめてほしいと何回か書いてきましたが、今回も、レビューの冒頭が「村田和人のバック・バンドのメンバーでもある山本圭右がリーダーを務めるグループ、パイパー。」(執筆は入岡佑樹)と、村田和人からの書き出しとなっていることが残念です。
すでに、パイパーそのものとして、かなりの知名度がでてきていますので、ぜひこのような「外からの」紹介は終わりにしていただきたいところです。