村田さんからは、話題がずれますが、No.918【杉真理と村田和人の感謝還暦ツアーwith 五十嵐浩晃】(2017年7月16日 16:51)とNo.766【北海道札幌で杉&村田&五十嵐浩晃くん】(2014年6月14日 08:57)にちなんで、ということで、お許しください。
最近『GOLDEN☆BEST五十嵐浩晃Singles & New』という2008年のアルバムを聴きました。新曲も入っているという触れ込みですが、どれが新曲なのか、はっきり書いてあるウエブページがネット上でもすぐに見つからなかったので、自分のための記録の意味も込めて、ここで書いておきます。
新曲は次の3曲です。
・Disc 1-1:真夜中過ぎに恋をしよう(作詞・作曲:五十嵐浩晃 編曲:百石 元)
・Disc 2-16:真実(作詞・作曲:五十嵐浩晃 編曲:松本孝浩)
・Disc 2-17:涙(作詞・作曲:五十嵐浩晃 編曲:松本孝浩)
すぐにピンとこない編曲家ですね。
なお、やはり収録作品の「ダブル・サンセット」(作詞・作曲:五十嵐浩晃 編曲:百石 元)と「Blue Moon」(作詞・作曲・編曲:五十嵐浩晃)ですが、これは新曲ではなく、『幸せの瞬間』(ミニアルバム、2000年)に収録されている作品です。
この『幸せの瞬間』からの2曲は次の6枚組の「BOX」の「DISC 6」にも収録されていますが、このBOXは品切で、現在入手不可能です。
・Collectors Box 1988〜2002(2005年5月25日、FZCA-1013/8、MELODY STAR RECORDS
この「DISC 6」というのは上記『幸せの瞬間』の作品を収録しているほか、アルバム未収録のシングル(岩男潤子さんとのデュエットシングルを含む)やシングルc/wを収録した特別な盤です。そして、次の2作品(作詞作曲編曲情報不明)も収録されているのですが、未発表曲のようです。2005年時点での「新曲」なのかもしれません。
・With(ウィズ)
・僕が見つめてる~Good days,Bad days~
このうち2曲目は、極めて珍しく五十嵐さんご本人の作曲ですらないようです(ただし、シングル「街は恋人」(1991年)もご本人の作曲ではない)。
このBOX、ぜひ再発していただきたいところです。
ついでに、このBOXとは直接関係ないのですが、五十嵐さんには、「はるかなる国」という作品もあって、「南紀白浜アドベンチャーワールド」の1990年代のCMソングとのことですが、一般に販売されているCDには収録されていないようです(アドベンチャーワールドだけで販売されていたCDに収録されていた?)。ただ、YouTubeでは聞くことができるので、ご確認ください。作詞作曲編曲情報不明です。
https://www.youtube.com/watch?v=r0r5u8nGU3E
なお、前出のシングル「街は恋人」のc/wの「CHANCE MAKER」という曲も白浜アドベンチャーワールドのCMソングのようです。
最後に、少々長くなりますが、『GOLDEN☆BEST五十嵐浩晃Singles & New』のDisc 1の3曲目に収録されている「ミルク・レディ」について。今回初めて、このシングル・ヴァージョン(もともとのシングル発売は1980年)を聴きました。1stアルバムの『愛は風まかせ Northern Scene』にも収録されており、長らく(40年近く)アルバム・ヴァージョンしか聴いたことがなかったのですが、シングル・ヴァージョン(時期的にはアルバム先行で、「シングル・カット」という位置づけなのでしょう)は、アルバム・ヴァージョンと少し違うようです。アルバムのほうは、曲の最後が「リピート・アンド・カット・アウト」(要するに、最後が突然終わる)なのですが、シングルのほうは、よくある「リピート・アンド・フェイド・アウト」です。当時、このアルバム・ヴァージョンのミルク・レディを聴いて、なぜ、鈴木茂はこんな大胆な編曲をしたのだろうと首をかしげていたのですが、その趣旨が何であったにしろ、さすがにシングルではカット・アウトにはできなかった、ということかもしれません。2曲の終わりの部分を少し比べた感じでは、アルバムのほうには、ご本人の「ミルク・レディ」という繰り返しのボーカルが終わった後に「音楽だけのリピート部分」が何秒かあって、それが最後でカット・アウトになるのですが、この「音楽だけのリピート部分」が、シングルにはありません。シングルではボーカルがフェイド・アウトして終わるということになっているので、単純にこの「音楽だけのリピート部分」をシングル・カットするときに、「カットした」ということだけなのかもしれません。そういう目で見ると、確かに、シングルのほうがアルバム・ヴァージョンより10秒弱短くなっています。ただ、この2曲、もっとしっかり比較したら、他の部分も微妙に違うのかもしれません。
その後の情報も含めて(順番の間違いの訂正、新しく発見したものの追加、新しく発売されたものの追加、JANコードの追加)、再度整理してみます。
・Mind Resort(ソニー・ファミリー・クラブ、1984年。JAN:0335040101H)
・シングル・コレクション(アルファ・ムーン、1987年。JAN: 4988029003539)
・REAL COLLECTION 1982-1984(イーストウエスト、1990年。JAN: 4988029408235)
・REAL COLLECTION 1984-1987(イーストウエスト、1990年。JAN: 4988029408334)
・Best of Summer Collection(東芝EMI、1991年。JAN: 4988006087453)
・風と光のサイクリング~村田和人ベスト(東芝EMI、1993年→2016年再発。JAN: 4988006103528→JAN: 4988031181775)
・Big Artist Best Collection村田和人(東芝EMI、1995年。JAN: 4988006121201)
・BEST TRACKS ON THE MOON(イーストウエスト、1996年→2006年再発。JAN :4988029427939→JAN: 4943674065899)
・村田和人 コンプリートEPコレクション ~MOON YEARS~(イーストウエスト、2002年。JAN: 4988029871039)
・夏!夏!夏!BEST ALBUM-NON STOP DJ MIX-UNIVERSAL EDITION(ユニバーサル、2013年。JAN: 4988005775030)
・村田和人/スーパー・ベスト(ワーナー、2015年。JAN: 4535546501613)
・エヴァーグリーン・ワークス~永遠に続く輝き~(STEPS(ビクター時代)、2019年。JAN: 4571346190640)
以上12枚です。
会社ごとの内訳は以下の通り。
アルファムーン時代(イーストウエスト、ワーナー):7枚
東芝EMI時代:3枚
ビクター時代:1枚
ユニバーサル時代:1枚
なお、「Mind Resort」について、上記JANとして記載の番号は、ネットに掲載されていた写真にあったバーコードの数字を読み取っただけですので、実際はJANコードではないかもしれません。
あとは、それぞれのベスト盤の収録作品のリストですかね。
>>1069
初期5枚の話題ばかりになっている気もしますが。
そもそも当方も混乱しているのですが、村田さん初期5枚の作品を出したムーンレコードは、名前が変わったり、親会社が変わったりして、いろいろと呼ばれており、特に当方は会社名かレーベル名かの混乱もあり、何が同じなのか何が違うのかが、わかりにくい状態になっています。
そこで、せっかく思いつきましたので、ここで、整理してみたいと思います。とはいえ、基本は、Wikipediaの「MOON RECORDS」を見て、村田さんのCDの発売のタイミングを入れただけです。
・1982年:RVCから小杉理宇造が独立して、アルファレコードの支援も受けて、アルファ・ムーン(社名)創業
・1982年から1987年にかけて、村田さんの5枚のアルバム(レコード・CDとも)が発売
・1990年:ワーナー・ミュージックの傘下となり、社名をMMGに変更(レーベル名はムーン・レコード)
・1993年:MMGが、イーストウエスト・ジャパンに社名を変更
・1994年:村田CD5枚再発(品番変更)
・1998年:ムーン・レコードの発売元がイーストウエスト・ジャパンからワーナーミュージック・ジャパンに移管(1999年、イーストウエスト・ジャパンから発売されていた山下達郎・竹内まりやのアルバムが、ワーナーミュージック・ジャパンより再発)
・2002年:イーストウエスト・ジャパンがワーナー エンターテイメント ジャパンに吸収合併(要するに社名変更)
・2004年:ワーナー エンターテイメント ジャパンは音楽ソフト部門を株式会社ワーナーミュージック・ジャパンとして分離(要するに、社名変更。ムーン・レコードはレーベルとして存続)
・2006年:村田CD5枚再発(品番変更)
・2012年:村田CD5枚再発(品番変更)
似たような会社名等がでてくるのでややこしいのですが、よくわかるのは、会社名がどんどん変更されているということ、他方、レーベル名は、「ムーン(・レコード)」が使い続けられているということ、です。
しかし、はっきりしないこと、わからないことも多くあります。
例えば、創業時から「ムーン・レコード」というレーベル名は使われていたのか? はっきりと書かれていませんが、たぶんそうなのでしょうね。
1990年のワーナー・ミュージックの「傘下」とは、どういう意味なのか? ジャケットにワーナーの名前が出ているのかどうか?
また、村田さんの最初の5枚のアルバムは、(品番を変えずに)MMG名義で再発されているのか、また、イーストウエスト・ジャパン名義で再発されているのか?
1998年に、山下・竹内両氏の作品がワーナーより再発されていると記載があるが、村田作品(1994年)もワーナーより(品番を変えずに?)再発されたのか?
なお、イーストウエスト・ジャパンは、1998年の「移管」後、2002年の「吸収合併」までは、どういう位置づけ、何をしていたのでしょうね? 「発売元の移管」では、名義だけの問題で、何も変わらないということかもしれません。
以上の疑問が出てくる問題意識は、1980年代盤と1994年盤を、何と呼んだらいいのか(何と呼んでいいのか)、というところです。例えば、1994年盤を「アルファ・ムーン盤」と呼んだら間違いなのか? おそらく間違いでしょう。ただ、1994年盤の品番は「AMCM」なので、アルファムーンをなお引きずっているのかもしれません。また、1994年盤を「ワーナー盤」と呼んだら間違いなのか? 上記からはよくわかりません。場合によっては、同じ品番でも、イーストウエスト盤(ジャケットまたは帯に「イーストウエスト」の記載あり)とワーナー盤(ジャケットまたは帯に「ワーナー」の記載あり)が混ざっているのかもしれません。両方記載されているものがあったりするかもしれません。
1980年代盤と1994年盤は、実物を見ることがなかなか難しいので、確認することも難しいですね。
ちなみに、最新盤2012年の『また明日』を見ると、以下の記載があります。
発売元:株式会社 ワーナーミュージック・ジャパン
企画:フライハイ・レコーズ/(有)シャイングランス
(株)ヴィヴィッド・サウンド・コーポレーション
販売:(株)ヴィヴィッド・サウンド・コーポレーション
さらに、「帯」には、「MOON RECORDS」のロゴが入っており、CDの表面にも同じロゴがあります。
さらにさらに、今まで気づいていませんでしたが、CDの「品番」ですが、「VSCD-1734」の他に「WQCQ-346」と「FRCD-017」も記載されています。最初のものは、ヴィヴィッドの品番、次のものはワーナーの品番、最後のものはフライハイの品番、ということが推測されます。
いやまずい、この2012年盤の情報だけで、余計に混乱しますね。
発売(元)(制作のことでしょう。Manufactured by)と販売(Distributed by)の区別もよくわかりません。2006年盤では、発売も販売もワーナーミュージック・ジャパンのようです。
最後に、ダメ押しですが、「P-CAN」(2014年、17枚目)を販売したのが「アイランド・ムーン」と「ムーン」がついていること、また、東芝EMI時代のレーベル名が「イーストワールド」で「イーストウエスト」と似ていること、もさらに混乱を誘っているかもしれません。
それでは、混乱したまま後日に続きます。
>>1070
先にご紹介した「スパークリング☆チェリー」に関連して、次のページを発見しましたので、ご紹介します。村田さんの写真も掲載されています(2015年8月27日)。
https://vocherry.exblog.jp/21545453/
https://vocherry.exblog.jp/21592032/
なお、その時ご紹介した、村田さんのライブ音源(CDR)の日付は、2015年10月6日でしたので、探してみたら、こちらでした。
https://vocherry.exblog.jp/21712191/
https://vocherry.exblog.jp/21718075/
Wikipediaの村田和人のページをふと見てみましたら、シングルとアルバムの情報が追加されていました。
まだ十分ではありませんが、いい方向です。
今後、ベストアルバムの情報が追加されたらいいのですが。