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村田和人(むらた・かずひと)

記憶と経験(1177)

非常に一般的なタイトルですが、話は村田作品から始まります。

 

村田さんの作品の中で、どのアルバムが好きか? どの曲が好きか? を考えると、当たり前ですが、個人差がでます。そして、この差は単なる「個人の好み」だけから来ているのでしょうか?

 

あるアルバムや作品(曲)を高く評価するかどうかは、単純な「個人の好み」以上に、その曲を聴いた環境というか、どれだけ聴いたのか、それに伴って個人の記憶や経験がどういうものなのかに大きく左右されるだろう、と思っています。

例えば、かつてある旅行に行ってすごく楽しかった思い出がある。その旅行の際によく聴いていた村田作品があったとしたら、その作品は、その旅行の記憶や経験と強く結びついて、いい作品だと思うようになる可能性が高いのではないでしょうか。逆に、非常につらい時期があって、村田さんのある作品がその時の心の支えになっていたとしたら、その作品が大好きだと思うようになるのは、当然といっていいかもしれません。

 

個人の記憶や経験は千差万別ですから、作品に対する評価に個人差が生じることは当然であり、個人の記憶や経験と切り離した客観的な評価などというものは極めて難しいということになるのだと思います。

 

この話題、今後また書いてみたいと思っています。

 

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Akihoshi Yokoran
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