この関連の話題、何度も取り上げていて、しつこくて申し訳ありませんが、また内容が異なりますので、お許しください。
初期5枚のアルバムの2006年盤と2012年盤は、ボーナストラックは異なりますが、いずれも紙ジャケで、オリジナル作品が収録されているという点では同一です。ミックスなどは異なるのでしょうが、それを前面に出しているわけでもなく、当方の耳で聴き分けられるような違いではありません。
ではなぜ、この2種類が存在するのでしょうか?
1.2006年盤が売り切れたから2012年盤を出した?
そんなことはないですね。
2012年盤が発売された後、両方買えるんだな、どちらがいいんだろうか、と当時思った記憶があります。
ただ、2012年盤発売当時、2006年盤の5枚のうち一部が品薄になっていた可能性はあります。
2.出しているところが違う?
きちんと調べてみると、以下のとおり。
2006年盤:ワーナーミュージック・ジャパン
2012年盤:
発売元:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
企画:フライハイ・レコーズ/(有)シャイグランス/(株)ヴィヴィッド・サウンド・コーポレーション
販売:(株)ヴィヴィッド・サウンド・コーポレーション
2012年盤のほうは当事者が多くて錯綜していますが、いずれにしても、ワーナーが出てきますから、出しているところが「違う」とまでは言えなそうです。ワーナーとしては、まだ2006年盤の在庫があるのに、2012年盤の企画を了承し、発売したということになります。
3.村田さんご本人のご意向?
これは、まったくわかりません。
ただ、想像するに、きっかけは会社側で、村田さんは、「え~、前にパイパーと一緒に出したのが、まだ売れ残っているんじゃない? でも、新しく出すというなら、任せるけど」くらいの反応だったんじゃないでしょうか? 根拠のまったくない想像でしかありませんが。
4.企画したフライハイ・レコーズの意向?
結局、ここに落ち着くのでしょうか?
なお、2012年盤は「SHM-CD」(Super High Material CD)という、品質的(音質的)にはとてもいいCDのようです。これで、村田さんの作品を制作しておきたかった、ということなのかもしれません。
実はこの話題、続きます。