先にご紹介した村田さんのインタビューからもう1点。
先に書きましたように、このインタビューは、初期5枚の2006年盤の発売時期と重なります。それゆえ、以下のような話が出たのでしょうが、、、
144ページの部分です。
まるカッコ()内は、当方のつぶやきです
(前略)
村田:だから、「電話しても」の鈴木茂アレンジ・ヴァージョンというものが存在するんですよ。
(2006年盤の『また明日』に収録されてる、収録されてる)
村田:「LADY SEPTEMBER」も、16ビートでやっている鈴木茂アレンジ・ヴァージョンがあるし、
(うん、うん、これも収録されてる)
村田:「GREYHOUND BOOGIE」も、ちょっとオシャレな井上鑑アレンジ・ヴァージョンがあるんです。
(うん、うん、これも聴ける、でも、鈴木茂だと思ってた)
村田:あとは、松任谷正隆さんが弾くピアノのイントロが入った「終わらない夏」とかもあったんですよ。
(えっ、それは知らないぞ~)
(後略)
ということで、村田さんについては、まだまだ知らないことだ多すぎます。
以前、村田さんはレノン派(ジョン派)? マッカートニー派(ポール派)?(1251)ということを書きましたが、たまたま読んだインタビューで、「村田さんはジョン派?」という質問に対して、ご本人が「最初からジョンでした」と発言しておられました。
次の本に掲載されているインタビューです。
ジャパニーズ・シティ・ポップ スクラップブック
木村ユタカ
シンコー・ミュージック
2021年
140ページからの「村田和人インタヴュー そして、初心に帰る」です。さらに具体的な場所は、「2段組」になっているページなのですが、141ページの左側です。
このインタビューは、同著者による、2006年の『クロニクル・シリーズ ジャパニーズ・シティ・ポップ』に掲載されていたものということです。インタビューそのものは「2006年8月26日 蒲田にて」ということ、たまたまのようですが、初期5枚の2006年盤の発売の時期のようです。
なお、このインタビューによれば、杉真理さんは、ポール派でした。伊豆田洋之さんについては、情報がありませんでした。
このインタビューは以前に読んだことがあるのではないかと思いますが、全然覚えていませんでした。
それにしても、「村田本」がほしいな。村田さんのインタビューや紹介記事などは、いろいろな場所に散在しているわけですが、そういったものが出典問わずまとめて掲載されている本があれば、どんなに楽しいことか。
この場で再三大声をあげて求めている「村田本」の刊行、もうあきらめました。いや、嘘です。
しかし、現実を直視すると、刊行はすでにほぼ困難ではないかと思い始めている、というのが正直なところです。
では、少し視点を変えてみて、現在のPIPERの人気を考えると、「PIPER読本」のようなものの方が、まだしも刊行の可能性があるのではないかと。
そして、その中で、PIPERのアルバムやライブへの参加者の話があるだろうから、そこに村田さんが出てくる、山本圭右さんのソロ活動のページがあって、そこから「Honey & B-Boys」と「Jean & Gingers」の話題も出てくる、と期待してはいけないでしょうか?
さらに、PIPER関係の写真も掲載されていて、写っている人の中に村田さんもいる。
ああ、「PIPER読本」、いいじゃないですか。
どこかで、企画していただけないものでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は、テーマが村田さんからずれますが、音楽的な共通性も考慮していただき、お許しください。
この場でも以前から何回かご紹介している川村康一さん、彼のニュー・アルバム『MAGICAL POP TRACKS』が2025年7月18日に発表されました。
2019年の『SUMMER BREEZE』というミニアルバムを入れれば、通算5枚ののアルバムになります。2019年の活動再開後からであればフルアルバム『MY PRIMARY COLORS』(2021年)に次いで3枚目です。
前のアルバム『MY PRIMARY COLORS』には、『SUMMER BREEZE』に収録されていた曲4曲も収録されていました。当方は、『SUMMER BREEZE』が発表された時点で『SUMMER BREEZE』をかなり聴いていたので、『MY PRIMARY COLORS』の中で、『SUMMER BREEZE』の作品だけが浮かび上がってしまい、『MY PRIMARY COLORS』全体に(曲順も含めて)なかなかなじめなかったという経験をしました。
今回は、そういうことがなかったので、十分に楽しめました。
以前にご紹介した、長江健次『URBAN EXPLORER』に提供した作品のセルフカバーも含まれていますが(以下の、3曲目、4曲目、5曲目、7曲目)、音楽的には別の曲なので、違和感はありませんでした。
ただ、コーラス好きの当方としては、もう少しコーラスを厚くしても良かったのかな、と思いました。川村康一さんならば、コーラスをいくらでも厚くすることは可能なので。
Spotifyでもお聴きになれますので、ぜひお試しください。
収録曲は以下のとおりですが、タワーレコードでは、発売日当初は作詞作曲編曲情報が全く掲載されていませんでした。少し待ってみたのですが、困ったことに未だに編曲家の情報が中途半端にしかわかりません(ただ、HMVやAmazonでは作詞作曲編曲情報は未だに全く掲載されていませんので、それに比べれば、はるかにましです)。わかっている情報のみを掲載します。不足した部分については、いつになるかわかりませんが、判明した時点で、追ってご紹介します。
全作品について作詞・作曲は川村康一のため、以下、編曲のみ掲載。
1.I Fell In Love With The Mermaid(編曲:草間信一)
2.She Comes Like A Breeze(編曲:不明)
3.La Vie En Rose(編曲:太田公一)
4.I'm In Your Love (永遠の誓い) (編曲:しみずまさはる)
5.Manipulate Me(編曲:不明)
6.好きにならなきゃ良かったのに Featuring Grace Mahya(編曲:根岸和寿)
7.Beyond To The Sky(編曲:不明)
8.Good-Bye, Bad days(編曲:不明)
9.想い出のキャペリン(編曲:川村康一)(YouTube情報)
10。コリタスの香る夏の日 (Bonus Track) (編曲:草間信一)
不明の部分は、タワーレコードに情報がない部分ですが、そうだとすると、CDそのものにも情報がない可能性もあります。とともに、それらの曲は、川村さんご本人の編曲という可能性もあります。編曲の情報は、いまだに非常に軽んじられている場合があります。なぜなのか、理解に苦しむところです。
さて、どこかでわかるようになるでしょうか?
といううちに、CDそのものを見ることができました。
予想していた通りに、やはり、タワーレコードの情報がない曲には、編曲の記載はありませんでした。しかし、その代わりにではないですが、次のような記載がありました。
Sound Advisor
Kenji "jino" Hino by 02, 05, 07, 08, 09
Koichi Ohta by 02, 05, 07, 08, 09
Masamitsu Urabe by 01
特に最初の2人は、上記で「不明」となっている曲+YouTubeで川村康一さんご本人の編曲となっている曲の合計5曲に、ぴったりと合っています。
これを、「編曲:川村康一」とするのが適切なのか、「編曲:川村康一、日野賢二、太田公一」と記載すべきなのかわかりませんね。結局、何も記載しないことが適切なのかもしれません。難しいことです。
他方、すでに、「編曲」という表記や、さらには、作曲と編曲との境界をあまり厳格に考えない方が、また、「編曲」と呼ぶことを重視しすぎない方がいいのかもしれません。
なお、未だに「しみずまさはる」さんの漢字はわからないままです。
世の中には情報が足りません。
先にご紹介した、「ニッポンの低音名人(1383)」ですが、この本の中で若い村田さんが写っている写真を発見しました。
伊藤広規さんのページの「写真で辿る伊藤広規 軌跡」の中のp228上部に掲載されている⑤の写真です。付されている説明は以下のとおりです。
「⑤1983年の"山下達郎MELODIES TOUR"の際の楽屋ショット。中心の山下達郎の右に伊藤が、山下のうしろには青山が。」
山下さんのうしろの列の端(写真の列でいうと右手の端、写真の中の左端)に村田さんが立っています。1983年といえば、山下さんのツアーに参加していてもおかしくない時期で、そのこととも合致しますね。