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村田和人(むらた・かずひと)

中島みゆき「ローリング」(1273)

中島みゆきって、ほとんど聴いたことがなかったので、今まで長らく知らなかったのですが、最近たまたま気づきました。

 

中島みゆきの15枚目のアルバム『中島みゆき』(1988年)(デビューアルバムでもないのに、アルバムタイトルに自分の名前をつけるというのもすごいですが)の最後(9曲目)の曲「ローリング」に村田和人・山本圭右の両氏が、コーラスで参加しているのです。この曲の作詞・作曲は中島みゆきご本人ですが、編曲が椎名和夫さんのなので、そのつてでこのお二人がコーラスに呼ばれたのではないかと推測できます。しかし、調べてみると、椎名和夫編曲作品は、このアルバム内でも他に何曲もあり、また、1つ前の『36.5℃』でも編曲している作品が収録されています。にもかかわらず、村田・山本のお二人が登場するのはこの曲だけ。なぜこの曲だけなのか、そもそも、なぜこの2人をわざわざ中島みゆきという、いわば大きく「畑違い」のミュージシャンのアルバムに呼んだのか、逆にこのお二人がこの仕事を受けた理由はなんだったのか、その辺りの経緯は全く分かりません。

 

残念ながら、このアルバムはSpotifyでは配信されていないので(というか、中島作品は、なぜか、シングルしか配信されておらず(しかも、全シングルではない模様)、アルバムは一切含まれていません、シングルに限定している意図がよくわからず、不思議ですね)、いろいろと探して聴くことができました。なお、1993年のセルフ・カバーのアルバム『時代-Time goes around-』に収録されている同曲は、別バージョン(編曲は瀬尾一三)で、村田・山本のコーラスはないようです(未確認)。

 

さて、聴いてみますと、以前も同じようなことを書きましたが、山本さんの声はかろうじてわかるような気がするものの、村田さんの声はわかりません。お二人がコーラスをしているという情報がないまま聴いても、気づくことはできなかったでしょう。村田さんについては、他人の作品で他の人と一緒にコーラスをする場合、どうしても、「控えめ」になってしまい、「村田らしさ」が前面に押し出されてこないことがほとんどのようです。

とはいえ、クレジットに明記されていて、コーラスをしていることは間違いありませんので、チャンスがあれば、ぜひお聴きください。

よろしくお願いします。

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