少し前のはなしですが、次の雑誌の次の号が出ています。
Guitar magazine (ギターマガジン)2020年1月号(リットーミュージック)
表紙を見ると、以下のとおり。
'80s city pop
シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち ~真夜中のファンキー・キラー編~
角松敏生/松下誠/芳野藤丸/土方隆行/鳥山雄司/山下達郎/松原正樹
この号は、同誌2019年4月号の特集『シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち 昼下がりのメロウ・グルーヴ編』(松原正樹、松木恒秀、村松邦男、鈴木茂、山下達郎、要するに「1970年代篇」)の続篇です。
はは~、この「山下達郎」の部分で、村田さんの作品も紹介されているんだな、と予想したあなた、間違ってはいませんが、それだけではありません。
油断せずに、中の「特集」の扉見開き(38ページから39ページ)をきちんと見ますと、記載されているギタリストの名前は、表紙よりも2人追加されていて、以下のとおり。
角松敏生
土方隆行
松下誠
芳野藤丸
鳥山雄司
山下達郎
椎名和夫
松原正樹
山本圭右
ええっ、山本圭右さん?(掲載は、132ページと133ページ)
他のギタリストと比べると、そのギタリストとしての力量がどうとかいうことではなく、やはり「スタジオ・ミュージシャン」としての実績がほとんどない(他のアーティストのレコーディングに参加しているケースがほとんどない)という違いが目立ちます。実例として取り上げられているアルバムも、ご自身が率いたバンドであるパイパーの4枚(2枚目~5枚目)と村田さんの2枚(『My Crew』と『Boy's Life』)のみです。
ただ、その点はそれとして、パイパーのアルバムが4枚取り上げられているということですので、貴重な資料です。パイパーファンの方は、ぜひご覧ください。
なお、山下さんのページ121ページで、『また明日』も挙げられていますので、この特集全体で村田さんのアルバムは3枚も紹介されているということになります。
なお、パイパーについては、先にご紹介した『ディスク・コレクション ジャパニーズ・シティ・ポップ 増補改訂版』でも、アルバム4枚(164ページ。やはり2枚目~5枚目)+シングル1曲(228ページ)が紹介されていますので、書店等でご覧ください。