以前に何回か書きましたが、コンピレーション(コンピ)のアルバムにご自身の曲が収録されることに対して、山下達郎さんが激しく抵抗なさっているようです。奥さんの竹内まりやさんの曲も同様のようです。
(また、配信についても、同様に抵抗なさっているようなのですが、配信については機会を改めて書きたいと思います。)
コンピレーションアルバムへの収録を拒んでいる、その理由は、正確ではないかもしれませんが、
「収録されると、その曲ばかり聴かれるようになり、その曲しか世の中に残らなくなる」
ということだったのかと思います。ようするに、(コンピではなく)自分のCD、LP等で聴け、とおっしゃるのでしょう。
しかし、村田作品を題材に、ここでは2点によって反論したいと思います。
おそらく、村田作品で、最も多くコンピレーションアルバムに収録されている曲、それは、「一本の音楽」でしょう。次いで、「電話しても」でしょうか。では、これらの作品を例として使って、以下書いてみたいと思います。
1.実際村田さんの作品について「その曲しか世の中に残らなくなる」という状態になっているか?
これは、当方が村田ファンだからそう思うのかもしれませんが、そうはなっていない、と考えます。
例えば、客観的な証拠としては、(上記2曲が収録されている初期2枚だけではなく)ほとんどのCDは販売し続けられていますし、再発もされている。CDが再発されるということは、買っている人が存在するということでしょう。また、配信もされています。そして、あえて書きますが、ご本人の死後にもかかわらず、です。
要は、他の作品が聴き続けられるかどうかは、コンピレーションアルバムへの収録の有無だけが問題なのではなく、結局作品の魅力次第なのだと思います。
もしも、「いやいや、そんな短期的なことを懸念しているのではなく、100年後、200年後の話なんだ」ということであれば、それは、その時代に生きているはずもない当方が判断できる話ではなくなりますので、コメントは差し控えます。
2.逆にコンピに収録されるというメリット
山下達郎さんほどになれば、日本人ならば、誰でも知っている、誰でも聴いたことがある、ということなのでしょう。仮に、音楽に詳しくなくても、最近の若い人でも。話題もなりやすいので、CDを聴いてみようか、ということにもなりやすいと思います。
しかし、村田さんとなると、そうとは言えません。すなわち、特に音楽に詳しくなくても知られている、そういうミュージシャンではない。逆に言えば、1980年代ごろの音楽に詳しくないと、知らないだろう、ということです。
となると、村田作品に触れてもらうためには、何らかの「きっかけ」が必要です。他の人などに紹介してもらうとか、村田作品をたまたま耳にするとか。この後者の1つの例が、コンピのアルバムになると思います。コンピのアルバムがかえって村田作品に触れてもらえるいい機会になると思うのです。逆にコンピでもなければ、村田和人というミュージシャンを聴いてもらえる可能性は低い(特に、1980年代当時を知らないような若い人たちには)、と残念ながらいえそうです。
ということで、結論としては、コンピレーションアルバムに村田作品が収録されるということは、肯定的にとらえています。
そして、コンピのアルバムで村田作品に関心を持っていただいた方は、Spotifyででも、1st, 2nd, 3rdのアルバムだけでも結構なので、ぜひ聴いていただければと思います。
よろしくお願いします。
1週抜けて、しかも投稿も遅れてしまいすみません。さらに、村田さんではなく、パイパー(PIPER)ねたです。
レコードコレクターズ(レココレ)2025年5月号は、特集「ナイアガラ・レコード50周年」です(4月15日発売)。
しかし、この特集と全く関係なく(笑)、山本圭右さんの、昨年の中国ツアーなどについてのインタビューが掲載されています(p124とp125の全2ページ)。
全体に対してページ数が少ないので、関心はあるけれど購入するほどでもない、というかたは、書店の棚にある今のうちに、ぜひ「立ち読み」しておいてください。
今年以降の予定(中国は今年もまた行くことになると思う、アメリカでも演ってみたい、ニュー・アルバムも作りたいなど)についても話をなさっているので、今後の活動が楽しみです。
ただ、特集とも関係なく、2ページだけの記事ですので、表紙、背表紙には、山本さんのお名前は全く表示されていないなど、わかりにくいのでご注意ください。
一般的な話になりますが、こういう場合、過去の記事を探そうとしても、かなり困難になります。やむを得ない点もあるのですが、こういう音楽雑誌についても、(国立国会図書館などで)全文検索、せめて記事名(目次)検索ができるようになってくれればと強く願うばかりです。
最後に、今回の山本さんの紹介は、「PIPERのギタリスト/ヴォーカリスト」となっていてほっとしました。サブ紹介として、「村田和人のバンドのメンバーとしても知られており、村田とは彼が亡くなるまでレコーディングやライブを共にした盟友でもあった。」という記載があり、今後もこういう紹介になってほしいものです。
こんな画像が、X(旧ツイッター)のPIPER(パイパー)のファンサイトに掲載されていました。
山本圭右さんのシングル曲を使ったCMです。
https://x.com/live_breeze2024/status/1901946757551902935
夏のシチュエイション
宝焼酎イメージソング
1989年
でもこれ、なぜ、小さな画面に分割されているんでしょう?
テレビでこのままの分割で放映されたわけではなく、このうちの1つの映像が画面いっぱいに放映されたのでしょうね。
当時実物を見たわけではないので、確実にそうとも言えないのですが。
最近、次のCDが発売されました。
昭和100年 JAPANESE CITYPOP NON-STOP BEST MIX
DJシーザー
発売日 2025年04月02日
レーベル Sony Records
規格品番 SRCL-13235
SKU 4547366730609
収録曲は以下のとおりです。
1. 真夜中のドア~stay with me / 松原みき
2. 中央フリーウェイ / ハイ・ファイ・セット
3. スノッブな夜へ / 国分友里恵
4. HOT "Jammin'" STEP / 川村康一
5. 土曜の夜はパラダイス / EPO
6. Just a Joke / 国分友里恵
7. WELCOME,TOKYO NIGHT / 鈴木こう
8. Girl in me / EPO
9. Empty Shore(あと一日だけの夏) / かまやつひろし
10. Juggler / 黒住憲五
11. DOWN TOWN / EPO
12. シャイニー・レディ / 佐藤博
13. Light Ace / ケン田村
14. 街のドルフィン / 濱田金吾
15. 電話しても / 村田和人
16. ペガサスの朝 / 五十嵐浩晃
17. アクアマリンのままでいて / カルロス・トシキ&オメガトライブ
18. ~ Prologue ~ 冒険者たち / 楠瀬誠志郎
19. FANTASY / 中原めいこ
20. 心のままに / 朝比奈マリア
21. オーシャン・ブルー / 稲垣潤一
22. ドゥー・ユー・リメンバー・ミー / 岡崎友紀
23. オレンジ・ミステリー / 長島秀幸
24. Dear Yesterday / 伊藤銀次
25. スタンダード・ナンバー / 南佳孝
26. KISS AGAIN / SOAP
27. さよならホームタウン / SOAP
28. 一本の音楽 / 村田和人
29. I CAN'T WAIT / 佐藤博
30. めざまし時計 / 惣領智子
31. 電話線 / 矢野顕子
32. Stay Girl Stay Pure / 1986 OMEGA TRIBE
33. Icebox & Movie / 二名敦子
34. MOONLIGHT WHISPER / 南佳孝
35. Good-Good-Good / 川村康一
36. しらけちまうぜ / 小坂忠
37. かぎりなき夏(2024Mix) / 滝沢洋一
38. DRAGONFLY(蜻蛉・AKITSU) / 横倉裕
39. パッション・フラワー / 鈴木茂
40. 雨は手のひらにいっぱい / HONEY&B-BOYS
41. Cute (午後の街角) / 藤本健一
42. フォール・イン・ラブ (Single Version) / 笠井紀美子
43. Rainbow signal / ハイ・ファイ・セット
44. ASPHALT LADY / 杉山清貴&オメガトライブ
45. 愛の意味 / 伊藤美奈子
46. Business Man (2020 Remix) / 松下誠
47. 君は天然色 / 大滝詠一
これらがすべて、当時から「シティ・ポップス」と呼ばれていたか、また、それはさておいて、この選曲が適切か、という点には、あえて触れないことにします。
村田さんの作品としては、2曲
15. 電話しても / 村田和人
28. 一本の音楽 / 村田和人
そして、次の曲も取り上げられています。
40. 雨は手のひらにいっぱい / HONEY&B-BOYS
ご関心のあるかたは是非どうぞ。
PIPER(パイパー)のツイッター(X)を見ていましたら、夏にベストアルバム(レコード)発売を予定しているそうです。
おおすごい。期待しましょう。
2023年の『パイパー・クール・セレクション』からの、更なる「セレクション」ですかね。あのCDは、19曲入り1時間15分余りですから、AB面あわせて40分程度レコードには収まり切りません。まさか、2枚組にするとか? それなら1時間20分程度を収録できますから、全曲おさまりますね。
ただ、2枚組だとしても、片面について20分強という制限がありますから、CDそのままの曲順では難しいかもしれません。レコードを制作していた時は、初めからこの時間制限を考慮に入れていたはずですから、当然のこととして困難はなかったのでしょう(CDとレコードの両方が出されていた時代は、(あとからCDを出すという場合はもちろん、同時に発売する場合でも)先にレコードの収録曲や曲順を決めてから、それをそのままCDに収録するという方法がほとんどだったでしょうから、この点でも特に問題は出てこなかったのだと思われます※。しかし、CDが先行していると途端に難しさがあらわになるようです。そう考えると、CDというのは、時間の面では、ずいぶん融通が利くようになっていた(というか、みんな自由に作るようになっていた)のですね。あらためて気づきました。
(※ 当時でも、レコードとCDが出されていて、レコードが2枚組で、レコードとCDと曲順が異なっていた、という例もありました。また、CD化するときには、レコードには収録されていなかったボーナストラックを収録するという例もありました。)
最後に、やはり、ツイッター情報は重要だと再認識しています。特に、現在進行形のアーティストの新しい情報に関しては。先に書いたようにツイッターは情報の粗さが極まっていますが(必ずしも役に立たない情報が多いにもかかわらず)、それでも、継続して見続ける必要があります。