永らく、こんなスレというかブログというか、続けておりますと、村田さんのことで、わからないことがたくさん出てきます。
別に個人的に知り合いだったというわけではなく、単に大勢いるファンの一人ですから、そんなことは当たり前なのですが、そういう質問に(たとえつまらない質問であっても)、ご本人が回答していただけるようなコーナー、もうご本人がおられないから、永久的に実現は無理なんですね。悲しい。
(刊行される可能性はあまりないようですが)「村田本」の中での企画として、成立しないでしょうか? 友人たちが代わりに回答するとか、座談会の中で回答を検討するとか。
そういえば、昔「I Love Kaz!」に、そういうのがあったかもしれません。「ムラタが答えます」みたいなコーナーが。
ビートルズはもちろん4人組ですが、やはり、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの人気が高く(また作品への貢献も大きく)、個人的にはよく知らないのですが、「ジョン・レノン派」の人と「ポール・マッカートニー派」の人がいるようです。
村田さんについて、そういう話をお聞きしたことはないのですが、どちらなんでしょうね?
先に少しご紹介した、カバー曲「This Boy」がジョン・レノンの作品だそうですから、ジョン派なのかもしれません。
他方、もう1曲の村田さんのビートルズカバー曲である「Eight Days a Week」は、レノン=マッカートニーの作品のようですね。さて?
しかし、実際はそんな区別は関係ない、ということかもしれません。もう、確認のしようもないのですが。
ちなみに、ビートルズファンとして名高い?、杉真理さんはどちらなんでしょう?
また、伊豆田さんは、マッカートニー派なんでしょう。とはいえ、「日本のポール・マッカートニー」と呼ばれることがあっても、意外とレノン派だったりするのかもしれません。思い込みはいけません。
そういえば、配信されていないボーナストラックを確認していた時に思い出したのですが、以前から気になっていたものの放置していた件として、
『空を泳ぐ日』(1990年)のボーナストラックの1曲
・15 Welcome to 3rd World -Dedicated To Mr. Chico Mendes Killed in BRAZIL- (Live Version)
がスマートフォンにコピーできないということがありました。以前にも書いたかと思いますが、当方は基本的にCDからパソコンに取り込んで、それをスマートフォンにコピーしてスマートフォンで聞いています。しかし、この曲はスマートフォンにコピーできないため、スマートフォンでは聴くことができません。
パソコンでは再生できるので、ファイルが壊れているわけではないようです。しかし、他の作品では、他のミュージシャンのCDを含めて、こういった現象が起きたことがないため、とても不思議です。
他のかたでも、同様の現象が起きたりしていますか?
なお、この曲ですが、サブタイトルに「ブラジルで殺害されたチコ・メンデス(シコ・メンデス)に捧ぐ」とあります。当方は、このチコ・メンデス(シコ・メンデス)という人について、勝手に、ラテン系の歌手かミュージシャンであろうと思い込んでいたのですが、今回少し調べてみると、まったく違いました。ブラジルの環境保護活動家で、ゴムなどの熱帯雨林を守るため、それらを牧草地へ変えようとする大土地所有者や牧畜業者に対して反対運動を展開し、1988年に大土地所有者の放った刺客により暗殺された、とのことです。壮絶な人生ですね。
ポール・マッカートニーなど、メンデスに捧げる歌は複数あるようですから、村田さんの作品もその流れかとは思いますが、とはいえ、そういった社会性のある作品というのは、村田作品としては、極めて珍しいのではないかと思います。ちょっと、村田さんを見る目も変わります。
最後に、この曲の作詞・作曲・編曲です。
作詞:安藤芳彦 作曲:村田和人、中村 哲 編曲:中村 哲
村田さんの初期5作品について、2006年盤も2012年盤も配信されていて、しかもボーナストラックもしっかり配信されている、ということを以前から書いております。そのことが強く印象にあり、また、自分ではオリジナルアルバムだったらCDを持っているので、確認をしていなかったのですが、ふと、「東芝EMI/EASTWORLD」と「Victor・ROUX」の時期のCDのボーナストラックが配信されておらず、Spotifyでは聴くことができないということに気づきました。
配信されていない作品は以下のとおりです。結構あります。18曲です。
『GO POP』(1988年)
・11 SKY LOVE (Live Version)
・12 GIRL THE TOY (Live Version)
・13 10,000 Blues (Live Version)
・14 LOVE AGAIN (Live Version)
『太陽の季節』(1989年)
・12 Marine Blue, Feel So Blue (Live Version)
・13 134号ストーリー (Live Version)
・14 SALA! (Live Version)
・15 リアルは夏の中 (Live Version)
『空を泳ぐ日』(1990年)
・12 THIS BOY
・13 サイクリングに行こう (Live Version)
・14 湘南ドリーミング (Live Version)
・15 Welcome to 3rd World -Dedicated To Mr. Chico Mendes Killed in BRAZIL- (Live Version)
・16 友情の代償 (Live Version)
『Hello Again』(1993年)
・12 君の自由(オリジナル・カラオケ)
・13 もう一度(オリジナル・カラオケ)
『Evergreen』(1994年)
・13 Slide On Your Season (Winter Version)
・14 Slide On Your Season(オリジナル・カラオケ)
・15 彼方に~Family Of Love~(オリジナル・カラオケ)
(注)『sweet vibration』(1995年)にはもともとCDにボーナストラックなし
これら未配信曲のうち、「THIS BOY」は、ビートルズのカバーで、編曲は、森村献さんです。森村さんは、「熱帯ジャズ楽団」にも参加しているむしろジャズ系のピアニストで、以前書いたかと思いますが、どうして村田さんとつながりがあるのかは、よくわかりません。もともとは、『ALL WE NEED IS LOVE 愛こそはすべて』(東芝EMI、TOCT-5657、1990年)というビートルズのカバー曲を集めたオムニバスのアルバムに収録されていましたが、『空を泳ぐ日』のボーナストラックに入り、容易に聴くことができるようになりました。
なお、この曲は『風と光のサイクリング』というベスト盤にも収録され、こちらのアルバムが配信されていますので、Spotifyでも聴くことはできます。
この曲は「ハチロク」の曲ですが、夏の感じというよりは、「ラテン」「民族音楽」ふうの編曲で、ビートルズのオリジナルとは感じが変えられています。ビートルズの数多い作品の中で、村田さんがなぜこの作品を選んだのか、また、この編曲の意図などについても、残念ながら情報はありません。
鈴木雄大というミュージシャンがいますが、村田さんとの関係では、「A, M, S&I」の4人のうちの1人ということになります。
1982年にデビューしていますが(実際には、それより前、1980年に一旦デビューしているようです)、個人的には、1980年代当時から名前は知っているものの、その作品はほぼまったく聴いたことがありませんでした。
この鈴木雄大さんに次のアルバムとシングルがあります。
アルバム:Jellyfishとラブソング(2000年1月21日・PRCA-3001、PROVE RECORDS)
シングル:太陽の匂い(2000年8月23日・PRCA-3002、PROVE RECORDS)
『Jellyfishとラブソング』は鈴木雄大さんにとっては9枚目のアルバムで、前作から10年ぶりの作品です。
前出のA,M,S&Iのアルバム『奇跡はここにあるのさ』(ポリスター)は、1999年11月1日発売ですから、アルバム・シングルのいずれもその翌年の作品ということになります。ということで、何か関係がないか少し調べてみました。
まず、アルバムのほうですが、収録曲は、以下のとおり。
1. In my way,Day by day,Make my day(作詞:鈴木雄大、作曲:鈴木雄大)
2. 真夜中にベルが鳴る(作詞:吉元由美、作曲:鈴木雄大)
3. 奇妙な人(作詞:鈴木雄大、作曲:鈴木雄大)
4. I wish I'm on my way(作詞:鈴木雄大、作曲:鈴木雄大)
5. おひる(作詞:鈴木雄大、作曲:鈴木雄大)
6. 君の上にある空(作詞:鈴木雄大、作曲:鈴木雄大)
7. 虹(作詞:吉元由美、作曲:鈴木雄大)
8. Rainy Summer(作詞:鈴木雄大、作曲:都倉俊一)
「編曲」については記載はありません。ただ、おそらく、基本的には鈴木雄大さんご本人の手によるのではないかと。なお、「Synthprogramming」として、それぞれ以下のお名前の記載があります。
1. In my way,Day by day,Make my day(Synthprogramming:鈴木雄大)
2. 真夜中にベルが鳴る(Synthprogramming:岸村正実、鈴木雄大)
3. 奇妙な人(Synthprogramming:鈴木雄大)
4. I wish I'm on my way(Synthprogramming:鈴木雄大)
5. おひる(Synthprogramming:鈴木雄大)
6. 君の上にある空(Synthprogramming:鈴木雄大)
7. 虹(Synthprogrammingの記載はなく、String Arrangement:岸村正実)
8. Rainy Summer(Synthprogramming:岸村正実、鈴木雄大)
岸村正実さんとは、鈴木雄大さんが率いている?バンド「天才トノサマBAND」のメンバーのお一人(Key&Vo)です。
http://tentono.music.coocan.jp/gakuya1.html
4曲目に、コーラスで伊豆田洋之さんが参加していますが、それ以外には、「A,M,S&I」のメンバーの名前は見当たりません。
そして、シングルのほうですが、収録曲は、以下のとおり。
1. 太陽の匂い(作詞・作曲:鈴木雄大、編曲:鈴木雄大・岸村正実)
2. 君の上にある空~Single Version~(作詞・作曲:鈴木雄大、編曲:鈴木雄大・Taka Sato)
3. CHANGE THE WORLD(作詞・作曲:T.Sims / W.Kirkpatrick / G.Kennedy、編曲:鈴木雄大・岸村正実)(注)1996年のエリック・クラプトンの作品のカバー
4. 太陽の匂い(Backing Track)(作曲:鈴木雄大、編曲:鈴木雄大・岸村正実)
2曲目のTaka Satoさんは、漢字表記は記載されていませんが、天才トノサマBANDのメンバーというか、ライブに参加歴のある佐藤克彦さん(G&Vo)とは違うようです。あるいは「To Be Continued」の佐藤鷹さん(Key)の可能性もありますが、よくわかりません。
3曲目は、Background Vocalsとして、鈴木雄大さんご本人のほか、安部・村田・伊豆田の3氏のお名前があります。しかし、コーラスの編曲をしているというような記載はありません。
ということで、特にシングルの3曲目を実際に聴いてみましたが、必ずしも「A, M, S&Iの作品」だとは言えそうにありませんでした。なにより、残念ながら、コーラスで村田さんの声が聴き分けられないくらいです。
なお、今回、このアルバムとシングルについて、ネット上でいろいろと調べてみたのですが、収録曲まではわかるものの、それ以上の情報は発見することができませんでした。参加ミュージシャンまでは無理だとしても、「作詞・作曲・編曲」くらいまでは、どこかに掲載されていてほしいところです。何度も書いておりますが、やはり、世の中には情報が不足しすぎています。ありふれた情報はいくらでもあるのに、結局自分で実物を手にしないと、詳しい情報はわからないという状況です。
ただ、次のような鈴木雄大さんの2003年のインタビュー記事があるので、参考になります。A, M, S&Iも出てきます。
http://www.moment.gr.jp/9/music.html
最後に、鈴木雄大さんのこの2枚を出しているPROVE RECORDSという会社は、西司さんの『RE-INTRO』(1999年12月18日、PRCA-1001)というアルバムを出している会社と同じレコード会社です。なぜでしょうか? 実は、そのことについても、すぐ上にご紹介したインタビュー記事に少し書かれています。ご関心のあるかたはどうぞ。なお、鈴木雄大さんのこのアルバムからは、西司さんを感じる部分もあったのですが、声が繊細な点以外にも、何か共通点があるのかもしれません。